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エプソン、16万円の4K/HDRプロジェクタ「EH-TW7000」。スピーカー内蔵モデルも
2019年10月2日 11:00
エプソンは、3枚の液晶パネルを使った家庭用プロジェクター“dreamio”シリーズの新モデルとして、4K/HDRに対応した「EH-TW7000」を11月14日より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は16万円台後半。
またTW7000をベースに、10W×2chスピーカー内蔵でコントラスト性能を向上させた兄弟モデル「EH-TW7100」も同日に発売する。店頭予想価格は19万円台後半。
TW7000/TW7100共に、2016年発売の液晶プロジェクター「EH-TW6700」の後継機で、筐体サイズや価格は前モデルを継承しながら、上位機TW8400シリーズと同じ4K/HDR投写を実現。リビングでも十分な明るさと4K描写を両立する、dreamio(ドリーミオ)ブランドの中核機種として訴求する。
0.74型/1,920×1,080ドットのワイドポリシリコンTFT液晶パネル(透過型C2FINE)を3枚使用。RGBパネルで生成した投射映像をプリズムで結合後、専用デバイスを高速振動(0.5画素分斜めにシフト)させる画素ずらし技術「4Kエンハンスメントテクノロジー」を搭載することで、4K解像度での投写を実現した。
HDR対応も進化ポイント。4K Ultra HD Blu-rayなどのHDR10規格のほか、4K放送のHLG規格にも対応し、大画面で4K/HDR映像が楽しめるようになった。またリモコンにHDR調整用のダイレクトボタンを設置。TW8400シリーズと同じ全16段階のパラメータで、ガンマカーブの調整が行なえる。
このほか、超解像などの各種画質調整機能を組み合わせた「イメージ強調」、120フレーム表示の補間技術、ガンマや色相・彩度・明度調整、肌の色調整などのカスタマイズ機能も引き続き搭載する。
光源は250WのUHEランプで、全白・カラー共に明るさは3,000lm。コントラスト比はTW7000が4万:1、TW7100が10万:1。コントラストの違いに関しては「補償素子の有無による違い。TW7100では光学部に補償素子を追加することでコントラスト性能を高めた」と説明する。
フレームパッキングやサイドバイサイド、トップアンドボトム方式の3D表示に対応し、Blu-ray 3Dなどの映像も楽しめる。3Dメガネは別売。
レンズは1.6倍のマニュアルズーム/フォーカスレンズ(F1.51-1.99)で、投写サイズは30~300型。投写距離は60型で最短175cm、80型で235cm、100型で295cm。上下60度、左右24度のレンズシフト機能を搭載し、本体上部のダイヤルで、レンズシフトの調整が行なえる。オプション金具を利用した天吊り設置も可能。
Bluetooth機能を内蔵。HDMI入力などの音声信号をワイヤレス伝送して、Bluetoothスピーカーやヘッドフォンから出力できる。対応コーデックはaptX/SBC。TW7100のみ、10W×2chのスピーカーを内蔵し、1台で映像と音が楽しめる。
HDMI入力は2系統で、4K/60p 18Gbps信号とHDCP 2.2をサポート。このほか、USB×2、ステレオミニ出力を装備。USB端子から電源供給が可能で、アクティブ型のHDMIケーブルや、Chromecast/Fire Stick TVといったHDMIストリーミングデバイスへの電源供給に利用できる。TW7100のみ、トリガー出力とRS-232C端子を備える。
外形寸法は410×310×157mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約6.6kg(TW7000W)/約6.9kg(TW7100)。