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JVC、レーザー光源&4K/HDR対応のDLPプロジェクタ「LX-NZ3」。約36.2万円

JVCケンウッドは、レーザー光源を採用したJVCブランドの4Kプロジェクター「LX-NZ3」を12月中旬より発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は36.2万円前後。ブラックとホワイトの2色を用意する。

LX-NZ3(ホワイト)

'18年5月発売の「LX-UH1」と同様、4K/HDR映像をリビングからシアタールームまで、様々な環境で手軽に楽しめるカジュアル性をコンセプトとしたモデル。エントリーモデルながら、独自のレーザー光源技術「BLU-Escent」や、「オートトーンマッピング」機能などを新たに搭載している。

LX-NZ3(ブラック)

0.47型/1,920×1,080ドットのDMDデバイスを搭載。画素ずらし技術を使うことで、4K/3,840×2,160ドットの表示に対応する。

ブルーレーザーダイオードを使ったレーザー光源技術「BLU-Escent」を搭載し、3,000lmの高輝度と約20,000時間の長寿命を両立。リビングで使用しても「HDRコンテンツ投影時のピーク輝度を大幅に高め、レンジ感の広い映像が楽しめる」とする。

レーザー光源による高いコントラスト描写も特徴。光出力の制御を瞬時に行なうことで、機械式絞り(アパーチャー)に比べ遅延の少ないダイナミックな明るさ調整が可能になり、より人間の知覚に近い映像が再現できる。また全黒信号の入力時にはレーザー出力をコントロールし、測定レベルを超えるダイナミックコントラスト(∞:1)を実現しするとしている。

HDRは、HDR10に加え、HLG(ハイブリッドログガンマ)もサポート。信号を検知して、自動的に最適な画質モードに切り替わる機能を備える。

HDR10映像を最適な明るさに自動調整する「オートトーンマッピング」機能も搭載。コンテンツの明るさを表すマスタリング情報(Max CLL/FALL)に基づき、最適な明るさに自動調整を行なうことで、各コンテンツに応じた最適な設定で視聴できるという。

1.6倍ズームが可能な、高性能オールガラスレンズを採用。上下±60%、左右±23%のレンズシフトにも対応する。投写距離は、80型で2.4~3.84m、100型で3~4.8m、120型で3.6~5.76m。ズーム、シフト、フォーカスは全てマニュアル。

HDMIは2系統備え、4K/60p 4:4:4や、4K/60p 4:2:2/36bit、4K/24p 4:4:4/36bitなど、18Gbpsの伝送帯域に対応。HDMI1端子はHDCP 2.2もサポートし、HDMI2はHDCP 1.4。

HDMI入力のほかに、アナログRGB(D-Sub 15ピン)、電源供給用のUSB、トリガー出力、制御端子のRS-232C、USB(サービス用)を備える。

消費電力は360Wで、待機時は0.5W。動作音はエコ時が29dB、標準時が33dB。外形寸法は405×341×145.8mm(幅×奥行き×高さ)。重量が6.3kg。天吊り設置にも対応する。