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Beats初のオンイヤーNCヘッドフォン「Solo Pro」。29,800円
2019年10月16日 17:18
Beats by Dr. Dreは、同社初のオンイヤー型ノイズキャンセリング搭載ヘッドフォン「Beats Solo Pro Wireless」を10月30日に発売する。Appleのオンラインストア価格は29,800円。カラーはブラック、アイボリー、グレイ、ダークブルー、ライトブルー、レッドの6色。
Beatsが持つアコースティック技術や、外音取り込み機能のTransparencyなどを備えたワイヤレスヘッドフォン。本体の開閉で電源オン/オフを切り替える機能も採用、最新の人間工学に基づいたというフィット感も特徴としている。Beats by Dr. Dre のプレジデントLuke Wood氏は、「Solo Proは驚くべき音質、複数のリスニングモード、先進的なデザインを兼ね備え、最近発売された(完全ワイヤレスの)Powerbeats Proと並ぶ新世代のBeats製品」とコメントしている。
オンイヤーに合わせたNC搭載
既発売モデルSolo3 Wirelessのサウンドプロファイルを継承しながら、進化したアコースティックプラットフォームにより性能を向上。振動板を精密に配置したドライバーは全高調波歪みを低減し、優れた周波数特性を実現したという。ビームフォーミング技術を応用したマイク2基と最新の音声加速度センサーにより、ビデオ通話などのオーディオ品質も向上。「Hey Siri」の集音能力も高めたという。
Beatsのオンイヤーヘッドフォンとして初めて「ピュアアダプティブ ノイズキャンセリング(Pure ANC)」機能を搭載。オンイヤーの形状に合わせてチューニングした最新のサウンドを提供するという。Pure ANCは高度なアルゴリズムを採用し、周囲の音を継続的にモニタリング。機内、騒がしいカフェ、人の出入りが多いオフィスなどの外部環境に合わせ効果的に環境ノイズを感知して遮断するとしている。
Pure ANCは、フィット感を解析し、毛髪、イヤリング、耳の形、頭の動きに伴う音漏れを調整。再生中の音楽を解析しながら、音源に対してノイズキャンセリングを適用して不要な誤差を取り除き、音を忠実に再現するという。
Transparency機能をオンにすると外部マイクが起動。音楽を一旦停止する必要がなく、音質を損なわずに周囲の音を自然に取り込むという。ボタンをタップしてアナウンスや周りの人の声などを聞ける。Pure ANCとTransparencyは1タップで切り替えられる。
Appleのオーディオ共有対応。本体デザイン刷新
Apple H1チップ搭載で、高速で安定したワイヤレス接続を実現。iOS/Androidデバイスと接続できる。Apple W1またはH1チップを搭載した他のBeatsヘッドフォン/イヤフォンと同様に、Appleのオーディオ共有機能にも対応。
オンイヤークッションのデザインと全体の形状を刷新。高音質だけでなく長時間装着しても疲れない快適性も実現したという。ヘッドバンドはメタルスライダーの採用で耐久性を向上。一体構造により装着時に継ぎ目が見えず、「Beats製品特有のスマートな外観を保っている」という。
電源ボタンを備えず、本体を開くと電源オン、折りたたむとオフになる機能を新たに搭載。右ハウジング部のマルチファンクションコントロールで、音楽再生デバイスを操作することなく通話開始/終了、音楽再生/停止、楽曲スキップ、音量調節、音声コマンドの起動ができる。左ハウジングのモードボタンは、Pure ANC/Transparencyモードの切り替え。
Pure ANCまたはTransparencyオン時の連続使用は最大22時間、両機能のオフ時は最大40時間。Fast Fuel(急速充電)にも対応。同梱のLightningケーブル使用時に、10分間の充電で最大3時間のフル機能再生ができるという。
ファレル・ウィリアムスとコラボの3色
Beats by Dr. Dreのアンバサダーを長年務める音楽アーティストのPharrell Williams(ファレル・ウィリアムス)ともコラボレーション。ダークブルー、ライトブルー、レッドの3色を「More Matte Collection」として展開する。
ファレル・ウィリアムスは「Beats創設から過去10年の間にわたって様々なコラボレーションに関わってきた。ひとりのアーティスト、プロデューサーとして、この革新的な高音質ヘッドフォンのデザイン、カラーバリエーション開発に携わることは、とても刺激的。Solo Pro のオーディオ体験がリスナーの想像力を掻き立て、集中力を研ぎ澄ますことを願っている」とコメント。Solo Proの新たなグローバルキャンペーンも近日実施予定だという。