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FiiO新プレーヤー「M11Pro」が「秋のヘッドフォン祭」に。Noble AudioやMYTEK Digitalの参考展示も

エミライは、11月2日(土)~3日(日)に東京・中野サンプラザで開催される「秋のヘッドフォン祭 2019」の出展情報を発表。FiiOの新デジタルオーディオプレーヤー「M11Pro」と、Bluetoothヘッドフォンアンプ「BTR5」を本邦初公開する。

FiiOの新デジタルオーディオプレーヤー「M11Pro」

FiiO

エミライブースは6F エントランス1ブースに出展。FiiOの新製品として、プレーヤーの「M11Pro」、Bluetoothヘッドホンアンプ「BTR5」を公開する。M11Proは動態展示で試聴が可能。BTR5は展示のみで試聴はできない。なお、M11Proのデモ機はネットワーク通信機能は試せないという。

さらに、発売直後の新製品「M5」のカラーバリエーションの他、「Q5S」や「FH7」など、既発売製品を一挙に展示予定。

M11Proの発売時期、価格などは近日発表予定。DACチップにAK4497EQを2基、左右独立構成で搭載し、「ポータブルオーディオ機器のレベルを超える低ノイズ・低歪と高出力を両立」するという。

384kHz/32bitまでのPCMデータの再生に対応するほか、11.2MHzのDSDデータのネイティブ再生に対応。3.5mmシングルエンド出力と2.5mm/4.4mmバランス出力端子を搭載。フルバランス構成のTHX AAA-78ヘッドホンアンプ回路を搭載する。

MQAフルデコーダー機能も搭載。3GB RAMと内蔵ストレージメモリ64GBを備え、「Exynos 7872」の搭載で、「デジタルオーディオプレーヤー史上最高クラスの高速動作を実現した」とする。

Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても利用可能。コーデックはaptX/aptX HD/LDAC/HWA(LHDC)もサポートする。

自社開発アプリ「FiiO Music」を搭載するカスタマイズドAndroid OSを搭載。スマートフォンからの本体操作を可能にする「FiiO Link」対応。AirPlayやDLNAなど、ネットワーク経由での高音質再生にも対応する。

Bluetoothヘッドフォンアンプ「BTR5」

「BTR5」は、DACチップにESS Technology製「ES9218P」を左右独立構成で採用。3.5mmシングルエンド出力と2.5mmバランス出力端子を搭載。Bluetooth 5.0に対応。コーデックはAAC、SBC、aptX、aptX Low Latency、aptX HD、LDAC、LHDC、HWAなどをサポートする。

USB DACとしても使用可能。USBレシーバー部には、XMOS製高性能チップ「XUF208」を採用。384kHz/32bitまでのPCMデータの再生に対応するほか、11.2MHzのDSDデータのネイティブ再生に対応する。

急速充電対応で、約2時間でフル充電が完了。約12時間の連続再生ができる。本体設定を簡単に確認できるOLEDを搭載する。

Noble Audio

ユニバーサルIEMの新製品「Tux5」、「M3」を参考展示する。いずれも発売時期、価格、その他製品の詳細は近日発表される。また、Noble Audio初の完全ワイヤレスイヤフォン「FALCON」の展示やキャンペーンも実施する。

「Tux 5」

「Tux 5」は、低域用ダイナミックドライバー1基、中域用Knowles製BAドライバー2基、高域用Knowles製BAドライバー2基を採用したハイブリッド型。

シェルは3Dプリンタで出力。最適設計された音導管構造と特殊加工を施した金属製スクリーンフィルター、ダンパー位置を最適化したベント設計を採用。オリジナルの8コア仕様のモノクリスタル・プレミアム・カッパー製ケーブルを採用する。

「M3」

「M3」は、10mm径ダイナミックドライバー1基、新ドライバーユニット「Active Balanced Magnetic driver」1基を採用したハイブリッド型。オリジナルの8コア仕様モノクリスタル・プレミアム・カッパー製ケーブルを採用する。

MYTEK Digital

Brooklyn DAC+にネットワーク機能を追加した「Brooklyn Bridge」や、クラスDパワーアンプ「Brooklyn AMP」を参考展示する。

Brooklyn Bridge

Brooklyn Bridgeは、LAN端子、Wi-Fiアンテナを装備するほか、音楽ファイルを格納した外部メモリーやポータブルHDDを接続するためのUSBポートも備えている。

スマートフォンやタブレット端末と連携し、Tidal(日本未サービス)のMQAファイルやQobuzのハイレゾ音楽ファイルをストリーミング、あるいはUSBポートに接続したデバイスに格納した音楽ファイルの再生が可能。

ESSのハイエンドDACチップ「ES9028PRO」を採用​。384kHz/32bitまでのPCMデータのほか、11.2MHzまでのDSDデータのネイティブ再生が可能。認証取得済みハードウェアMQAデコーダも内蔵。内部ジッター0.82psを誇る、MYTEK フェムトクロック・ジェネレーターを搭載する。

「Brooklyn AMP」

「Brooklyn AMP」は、D級アンプ回路搭載の同社初のデュアルモノラル設計採用ステレオパワーアンプ​。15以上におよぶD級アンプ回路をテストした末に、デンマークのPascal A/S製モジュールを採用。その性能を引き出すべくMYTEK独自に主要部品のカスタマイズし、大幅に歪を減らしたという。

DAC「Brooklyn」シリーズと高さ・横幅をそろえた、統一感のあるデザインを採用。RCAおよびXLR入力各1系統、バナナ端子対応スピーカー出力端子搭載。2種のゲインモード(0dB, +6dB)​、ステレオモード、バイアンプモード、ブリッジモードが利用できる。

他にも、RAAL-requisiteのフルリボン型ヘッドフォン「SR1a」を展示予定。

RAAL-requisiteのフルリボン型ヘッドフォン「SR1a」