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FiiOプレーヤー「M11 Pro」20日発売で約7.5万円。限定Stainless Steelも
2019年12月13日 12:17
エミライは、FiiO製ポータブルオーディオプレーヤー新機種「M11 Pro(Black)」の発売日を12月20日に決定した。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は75,000円前後。数量限定の「M11 Pro Stainless Steel Edition」は2020年1月下旬発売で、価格はオープンプライス。店頭予想価格は95,000円前後。
また、既発売モデルM11と、新しいM11 Proのファームウェアアップデートも実施。M11「FW1.0.8」のアップデータがサポートページで提供開始された。M11 Pro「FW1.0.1」は20日ごろに公開予定。
M11 Pro/M11 Pro Stainless Steel Edition
M11 Proは、11月に行なわれた「秋のヘッドフォン祭 2019」で展示され、発売時期や価格などは近日発表予定としていたモデル。DACチップにAK4497EQを2基、左右独立構成で搭載し、「ポータブルオーディオ機器のレベルを超える低ノイズ・低歪と高出力を両立」するという。
384kHz/32bitまでのPCMデータの再生に対応するほか、11.2MHz DSDデータのネイティブ再生に対応。3.5mmシングルエンドと2.5mm/4.4mmバランスのヘッドフォン出力を備え、ライン出力やS/PDIFデジタル出力にも対応する。フルバランス構成のTHX AAA-78ヘッドフォンアンプ回路を搭載する。
MQAフルデコード機能も搭載。3GB RAMと内蔵ストレージメモリ64GBを備え、「Exynos 7872」の搭載で、「デジタルオーディオプレーヤー史上最高クラスの高速動作を実現した」とする。Bluetoothレシーバー/トランスミッターとしても利用可能。コーデックはaptX/aptX HD/LDAC/HWA(LHDC)もサポートする。
自社開発アプリ「FiiO Music」を搭載するカスタマイズドAndroid OSを搭載。スマートフォンからの本体操作を可能にする「FiiO Link」対応。AirPlayやDLNAなど、ネットワーク経由での高音質再生にも対応する。
連続再生は9.5時間。急速充電にも対応する。外形寸法は130×70.5×16.5mm(縦×横×厚さ)、重量は約232g。
数量限定の「M11 Pro Stainless Steel Edition」は、電気的な性能と仕様はM11 Proに準拠しつつ、筐体をアルミニウム合金からSUS316に変更したモデル。発売日の詳細は後日案内予定。
SUS316は、18%のCrと12%のNiを含み、さらにモリブデン(Mo)を添加して耐食性、耐孔食性を向上させたステンレス鋼。約1.3kgのSUS316のブロックを、アルミニウムの4倍の切削時間をかけて特殊なタングステン製切削ツールを使ってCNC加工後、手磨き工程、レーザー刻印、PVDコーティング、AFフィルムコーティングを経て約130gになるまで加工している。最終的な製品の重量は、通常のM11 Proと比べて約90g重い、約320gとなる予定。
M11/M11 Proアップデート実施
M11/M11 Pro共通のアップデート内容として「車内モード」を追加したほか、プレイリストの曲順入替や、Amazon MusicアプリでのHD再生などに対応した。M11 Proのみの改善内容として、自動シャットダウン設定中に、音楽再生中にもかかわらず電源がOFFとなる不具合が修正される。
- 車内モードを追加(設定->一般->車内モード、ONにすると、USB電源に連動してプレーヤーとFiiO MusicアプリがON/OFF)
- プレイリストの曲順入替に対応
- 3本指でのスワイプダウンによるスクリーンショット機能を追加
- 1曲再生して停止する再生モードを追加
- メモリー再生の方法を最後の曲か最後の再生位置かを選択出来る機能を追加
- Now Playing画面を上スワイプしてボリューム調整バーを出す機能を追加。併せてボリューム調整バーでの音量調整を現在位置からのスライドのみで動作する様変更
- Amazon MusicアプリでのHD再生に対応
- イコライザーの動作を改善しました。またイコライザーが突然停止する事がある不具合を修正
- FiiO Musicの背景画像を改良
- ロック画面にアルバムアートを表示した際の背景画像を改良
- DSD変換モードの動作を改善し、消費電力の低減を行なった
- その他の軽微なバグを修正
【M11/M11 Pro共通の更新内容】
- 自動シャットダウン設定中に、音楽再生中にもかかわらず電源OFFする事がある不具合を修正
【M11 Proのみの更新内容】