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Anker、第二世代完全ワイヤレスイヤフォンや、4Kプロジェクター「Cosmos Max」

アンカー・ジャパンは、今年の冬から来年の春にかけて発売する新製品を紹介し、2020年に向けた新たなビジネス戦略を説明する「Anker Power Conference –‘19 Winter」を開催。この中で、同社第二世代の完全ワイヤレスイヤフォン「Liberty 2」を11月27日に9,999円(税込)、「Liberty Air 2」を7,999円(税込)で発売。さらに、据え置き型の4Kプロジェクター「Cosmos Max」、フルHDの「Cosmos」を2020年春に発売する事も予告した。

「Liberty Air 2」

10月25日から発売している「Soundcore Liberty 2 Pro」を皮切りに、「Soundcoreの完全ワイヤレスイヤフォンは機能・デザイン共にアップグレードした第二世代へと進化を遂げている」という。その第二世代の新製品が「Liberty 2」と「Liberty Air 2」。

どちらのモデルも、イコライザー機能「HearID」を搭載。Soundcoreアプリ上で特定の周波数帯域における音の聞き取りやすさを測定し、ユーザーにマッチした、理想的なHearing Profileを自動作成できる。デフォルトの22種類のイコライザーから、好みの設定を選択することも可能。

また、充電ケースの端子はUSB-Cを採用、クリアな通話のためにcVc8.0ノイズキャンセリング対応のマイクを搭載。この3つの要素が、第二世代の特徴だという。

Liberty Air 2

「Liberty 2」

「Liberty 2」は、ダイヤモンドコーティングを施した10mm径のダイナミック型ドライバーを搭載した完全ワイヤレス。「これまで以上に透き通った高音域と正確に調律されたサウンドをお届けする」という。

コーデックはSBC/AAC/aptXをサポート。本体が満充電の状態で最大8時間、付属の充電ケースを合わせて使うと最大32時間の再生が可能。10分間の充電で、約2時間の音楽再生も可能。ケースも含めた重さは約63g。

フィット感を高めるために、独自のGripFitテクノロジーを採用。イヤホンを耳に挿入し少しひねるだけでしっかりと固定される。

Liberty Air 2

「Liberty Air 2」

「Liberty Air 2」も、ダイヤモンドコーティングを施した6mm径のダイナミック型ドライバーを搭載。「透き通った高音域と正確に調律された没入感の溢れるサウンドを実現した」とする。コーデックはSBC/AAC/aptXをサポート。

本体のみでの再生時間は7時間、充電ケース併用時は最大28時間。ケースも含めた重さは約53g。

4Kプロジェクター「Cosmos Max」

4Kプロジェクター「Cosmos Max」

世界初という、4K+3Dオーディオ対応の据え置き型プロジェクター。2020年春の発売を予定している。価格は未定。モデル名は「Cosmos Max」で、3,840×2,160ドットの投写が可能。

Dolby Digital Plusを搭載。360度全方位に広がる3Dオーディオ再生機能を備え、映像と音にこだわり抜いたプレミアムモデルと位置づけられている。スピーカーは4基搭載しており、出力は10W×4。

OSにはAndroid 9.0を採用。120以上のアプリケーションを利用できる。輝度は1,500ANSIルーメン。外形寸法は351×249×99mm。

フルHDプロジェクター「Cosmos」

フルHDプロジェクター「Cosmos」

フルHDプロジェクターの「Cosmos」も2020年春の発売予定。価格は未定。フルHDの投写ができるほか、2つのスピーカーを内蔵。360度に広がるサウンドが再生できる。出力は10W×2。

OSにはAndroid 9.0を採用。120以上のアプリが利用できる。輝度は900ANSIルーメン。外形寸法は298×198×91mm。

サウンドバーやPowerIQ搭載USB-Aポートを備えた電源タップも

アンカー・ジャパンの井戸義経代表取締役は、Ankerブランドで展開しているUSB充電機器のグローバルでの市場規模が5兆円、Soundcoreで取り組むBluetoothオーディオ機器の規模が3兆円、Eufyブランドで製品を出しているロボット掃除機市場は8,000億円と紹介。「市場規模を見ると、まだまだ私達がお応えできていないご不便、ご不満があると考えている。ここに、アンカーグループらしい提案でお応えしていきたい。Ankerブランドの売上高が本年度に100億円を突破する予定」と説明。

左がアンカー・ジャパンの井戸義経代表取締役。右は日本人初にして唯一8,000m峰14座の完全登頂を達成したプロ登山家・竹内洋岳氏。アンカー・ジャパンとスポンサー契約を締結した事も発表された

Soundcoreについては、「事業規模は30億円に成長。“第二の柱”と言える規模まで成長している。Amazonを中心としたオンライン市場でポータブルスピーカーはトップ。完全ワイヤレスも、成長のドライバーとして寄与している」という。

発売日は未定だが、今後の製品としてネックバンド型のBluetoothイヤフォン「Life U2」、ワイヤレスヘッドフォン「Life Q10」も参考出展。「Life Q10」は2020年春の発売予定で、価格は3,799円の予定。

ネックバンド型のBluetoothイヤフォン「Life U2」
ワイヤレスヘッドフォン「Life Q10」

完全ワイヤレスの「Spirit Dot 2」は、独自のSweatGuardテクノロジーを完全ワイヤレスに初採用。IPX7防水で、スポーツ時でも安心して使えるモデルになるという。発売時期や価格は未定。

「Spirit X2」は、イヤーフックを備えた完全ワイヤレス。IP68の防水防塵規格に加え、独自のBassUpテクノロジーも搭載した「Spirit X」のアップグレードモデル。防水性能やドライバーが強化されている。2020年春発売予定で、価格は8,999円。

「Spirit X2」

サウンドバーも12月末に発売予定。「infini Pro」というモデル名で、価格は20,999円。Dolby Atmosを搭載した2.1chタイプで、サブウーファーも内蔵している。

「infini Pro」

「Flare Mini」は、Bluetoothスピーカー。バッテリーを搭載し、最大12時間の再生が可能。既発売のFlareと比べ、100g軽量化。360度に音を広げられる。

「Flare Mini」

“Ankerブランドに匹敵するものにする”という意気込みで取り組んでいるEufyブランドは、「性能面でイノベーションを起こせた。事業も進展している。自社調査では、国内オンライン市場のシェアは12%、売上高も昨年対比150%の成長率になっている」と、好調をアピール。

コードレススティッククリーナー「HomeVac S11 Go」や、ワインボトルサイズのハンディクリーナー「HomeVac H11」も発表。さらに、ロボット掃除機を月額980円から試せるサブスクリプションプランも発表した。詳細は家電Watchの記事を参照のこと。

Eufyブランドのロボット掃除機

Ankerブランドの製品としては、「モバイルライフのサポートだけでなく、より広い充電ソリューションのリーディングブランドを目指す」として、2020年初に、PowerIQを搭載したUSB-Aポートを備えた電源タップ「PowerPort Strip PD3」や「PowerPort Strip PD6」の発売を予告。

スマホサイズのパッド型ワイヤレス充電器や、スタンド型ワイヤレス充電器、スマホとApple Watch、AirPodsを一度に充電できるスタンドなどの試作機を展示した。

「PowerPort Strip PD3」
「PowerPort Strip PD6」
スマホとApple Watch、AirPodsを一度に充電できるスタンド