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Anker、初のAndroid TV 9.0プロジェクターや左右分離イヤフォン、Qi充電スピーカー
2019年6月6日 14:44
アンカー・ジャパン(Anker)は6日、2019年の新製品や戦略などを説明するプレスイベント「Anker Power Conference - ‘19 Summer」を開催。世界初というAndroid TV 9.0搭載のプロジェクター「Capsule II」や、左右分離型のワイヤレスイヤフォン「Liberty」、ベッドサイド用ワイヤレススピーカー「Wakey」などを披露した。
バッテリーで3時間動作の「Capsule II」などプロジェクター3モデル
「Nebura」シリーズのプロジェクター「Capsule II」はAndroid TV 9.0を搭載し、単体で動画やゲームなど3,600以上のアプリが利用できるプロジェクター。6月7日発売で、価格は59,800円(税込)。
容量9,700mAhのバッテリで動作し、“映画1本分”となる約3時間の連続投写に対応している(ローカルコンテンツ再生時)。デバイスはDLPで、解像度は1,280×720ドット。明るさは200ルーメン。最大100型の投写が可能。
無線LANとBluetoothを搭載。Chromecast機能も備える。8GBのストレージを内蔵。HDMI入力を備え、BDプレーヤーなどからの入力も可能。
出力8Wのスピーカーを内蔵し、ドライバーはScan-Speakが設計。デュアルパッシブラジエーターにより強力な低音も再生可能としている。アナログ音声出力も備える。外形寸法約150×80×80mm、重量740gの小型ボディも特徴。充電端子はUSB Type-C。
そのほか、夏発売のプロジェクター2モデルも披露した。
「Mars II」は12,500mAhのバッテリー内蔵で4時間動作するモデル。解像度は1,280×720ドット、明るさは300ルーメン。最大150型の投写に対応する。価格は69,800円(税込)を予定。
Android 7.1搭載で、Wi-FiやBluetoothを搭載。YouTubeアプリやAmazon Prime Videoの動画、ゲームなどが楽しめる。HDMI入力やUSBも搭載。8GBストレージを内蔵する。外形寸法は約122×137×178mm、重量は約1,483g。
据え置き型の「Prizm II」は、パネル解像度1,920×1,080ドットで、20~120型まで対応。±40度の台形補正にも対応する。明るさは200ルーメン。HDMI入力やアナログ音声出力を備える。Wi-Fiは搭載しない。外形寸法は約279×265×968mm、重量は約2,420g。価格は未定。
100時間使える左右分離イヤフォンなど
左右分離型のワイヤレスイヤフォン「Liberty」は、充電ケース併用で約100時間の利用ができるのが特徴。イヤフォン本体のみでの利用は最大8時間。Bluetooth 5.0対応で、SoCはRealtek 8763BFR/BFPを搭載。コーデックはAACとSBCをサポートする。
グラフェン採用の6mm径ドライバーを搭載。音楽/通話のワイヤレス接続時に、左右それぞれのイヤフォンへ個別に伝送する方式を採用。ハンズフリー通話に左右どちらか片側だけでも利用できる。IPX5防水対応。2019年夏発売で、価格は8,999円(税込)を予定。ケースを含む重量は約51g。
第2世代の「Liberty Neo」は、本体で最大5時間、充電ケース併用で最大20時間利用可能。IPX7防水に対応する。夏発売で、価格は4,999円(税込)を予定。ドライバーは6mm径。Bluetooth 5.0対応で、コーデックはAAC/SBC。ケースを含む重量は約51g。
スポーツ用Bluetoothイヤフォン「Spirit」
IP68防水防塵で、汗の浸入を防ぐ「SweatGuard」機能も備えたスポーツ用Bluetoothイヤフォン「Spirit」2モデルを8月に発売予定。いずれもBluetooth 5.0に対応する。価格は未定。
「Spirit 2」はネックバンド型で、10mm径ドライバーを搭載。コーデックはAACとSBCに対応。連続使用時間は最大12時間。5分の充電で2時間動作する急速充電にも対応。充電端子はUSB Type-C。
「Spirit X2」は耳掛けの左右分離型で、12mm径ドライバーを搭載。コーデックはAAC/aptX/SBCをサポート。急速充電により、10分の充電で最大1.5時間利用できる。充電ケースと合わせて最大36時間利用できる。ケースの充電端子はUSB Type-C。
スマホをのせて充電できるBluetoothスピーカーなど
Blueetooth 5.0対応ワイヤレススピーカー「Wakey」は、10種類のアラームも備えたベッドサイド用モデル。Qi対応デバイスのワイヤレス充電が可能で、背面に2つの充電用USBポートも備え、最大3台のデバイスを同時に充電できるのが特徴。2019年夏発売で、価格は9,999円(税込)を予定。
大型のLEDで時刻を表示。快適な睡眠を促す睡眠導入音をスマートフォンアプリから選択して流せる。出力は5W×2ch。外形寸法は約200×90×82mm。
ポータブルスピーカー「Ace & Icon」シリーズは2モデルを夏に発売予定。いずれも価格は未定。
「Ace A1」は、外形寸法約72×72×81mm、約165gの筐体で、出力は5W。内蔵バッテリーで最大6時間動作する。Bluetooth 4.2対応。
「Icon」は、IPX7防水と、防塵/耐衝撃性能も備える。5W×2chでパワフルなサウンドを再生可能としている。Bluetooth 5.0対応で、スピーカー2台でワイヤレスステレオペアリングも可能。幅広の取っ手も備える。外形寸法は約181×60×52mm、重量は約350g。
Googleアシスタント対応カーチャージャーも
車載製品のRoavシリーズ新製品として、シガーソケットのUSBカーチャージャーにBluetoothも備えた「Roav Bolt」を秋に発売する。価格は未定。
Bluetooth接続したAndroidスマートフォンを使ってGoogleアシスタントが利用できるのが特徴。Roav Boltに話しかけてスマホのナビモードを起動可能。また、音楽再生や、電話応答、スケジュール確認なども声で操作できる。2つのPowerIQ対応USB端子を備え、スマホなどを充電できる。
そのほか、主力製品のモバイルバッテリーやUSBチャージャー、ロボット掃除機の「RoboVacシリーズ」などをラインナップする。「RoboVac L70 Hybrid」はシリーズ初のSLAM採用で、リアルタイムで部屋のマッピングにも対応。ロボット掃除機の詳細は、僚誌家電Watchが記事を掲載している。
売上100億円突破。川崎フロンターレや、「スプラトゥーン2」チャンピオンのGG BOYZを支援
アンカー・ジャパンの井戸義経代表取締役が、2018年の実績と、2019年の戦略などを発表。2018年の売上高は、目標としていた100億円を上回る約110億円を達成。Anker全体でも売上高約860億円で成長を続けている。
2019年の同社戦略としては、サッカーJリーグの川崎フロンターレや、eスポーツのチームGG BOYZとのスポンサーシップ契約を発表。新たな分野に進出していく方針を示した。
川崎フロンターレとの契約では、モバイルバッテリーなどの製品提供を通じた遠征や設備のサポート、コラボレーション製品化、スタジアム内バナー掲出などを行なう。
川崎フロンターレの藁科義弘社長も来場。今回の協力について、Anker製品にちなんで「パワーを充電して戦いの場に向かう力になっている」と歓迎。コラボ製品としてオリジナルデザインのUSB充電器も披露した。
eスポーツのGG BOYZは、アクションシューティングゲーム「スプラトゥーン2」の現世界チャンピオンチームであり、Ankerは同チーム初のスポンサー。今後、 ゲーム動画配信プラットフォーム「OPENREC.tv」を中心に、Ankerグループ製品を通じてGGBOYZの大会出場やファンミーティングなどの活動をサポートするという。