ニュース
エソテリック、RoonやMQA対応のネットワークDAC「N-01XD」。150万円
2019年11月21日 15:00
エソテリックは、ネットワークオーディオ再生対応DAC「N-01XD」を12月25日に発売する。価格は150万円。
「従来のネットワークオーディオプレーヤーのデジタル入力系統をさらに充実させた新しいコンセプトのネットワークDAC」としており、独自のMaster Sound Discrete DACを搭載。DSD 22.5MHzやPCM 768kHzのネットワーク再生や、MQA/Roon/Qobuz/Tidalのサポート(Qobuz/Tidalは日本未サービス)などが特徴。
搭載するMaster Sound Discrete DACは、「音楽の躍動感や、エネルギーの完全な再現」を目指したという64bit対応ディスクリートDAC。贅沢な物量投入を行ない、信号伝達が等距離になるよう、32組の回路エレメントを2つの円形状にならべて配置。回路エレメント8つ1組で1つのDACを構成し、このDACをチャンネルあたり4回路で構成している。
各エレメントは、抵抗、ロジックIC、電源回路などすべての構成部品を32回路分独立させており、電源も32回路分を独立。音楽のエネルギーを余さずピュアに出力可能とした。抵抗は、測定器などで使用される超高精度部品をさらに選別することで公差を極小化。デジタル処理の精度を極限まで高めたという。
64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載。ES-LINK入力も新たに備え、同社SACDトランスポートと組み合わせて再生できる。
デジタル入力はネットワーク×1、ES-LINK 5×1、XLR×1(ES-LINK/XLR)、同軸デジタル×2、光デジタル×1、USB-B×1を装備。全ての入力でMQAデコードに対応する。アナログ出力はXLRとRCAを各1系統備える。
電源部は4トランス構成で、DAC用として左右それぞれに専用トランスを配置。リニア素子を使ってオーディオ用に磨き上げたというネットワーク専用電源を備える。アナログ回路には、ディスクリート構成のローフィードバックDCレギュレーターを使用。安定化電源として、スーパーキャパシター「EDLC」を搭載する。
電源経路の最短化に寄与するダブルデッキ構成のシャーシコンストラクションを採用。セミフローティングトップパネル構造により「音の解放感を引き出す」としている。独自の電流伝送によるアナログオーディオ伝送の「ES-LINK Analog」を装備。
クロックには、Grandioso用に開発された「Grandioso Custom VCXO II」を採用。クロック入力とクロック出力を各1系統備える。外形寸法は445×447×162mm(幅×奥行き×高さ)。