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BOSS、ヘッドフォン型のギターアンプ。立体音響でKATANAサウンド
2019年12月5日 18:13
ローランドは、ボス(BOSS)ブランドの新製品として、ヘッドフォン型のパーソナルギターアンプシステム「WAZA-AIR」を12月14日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は44,000円前後(税込)。
エレキギター用のアンプ機能をヘッドフォンに内蔵した製品で、ギターに接続するトランスミッター部とワイヤレスで接続し、周囲への騒音を気にせず楽しめるのが特徴。「ケーブルの接続などの手間なく、高品位なギターアンプのサウンドをあたかもステージやスタジオで弾いているかのような臨場感で楽しむことができる、かつてない演奏体験を実現した」という。
ボス独自のワイヤレス技術と立体音響テクノロジーを採用。また、独自の超低レイテンシー設計により、ワイヤレスでも音の遅れを感じさせない自然な弾き心地を実現したとしている。
ダイナミックかつレスポンスの良いサウンドを特徴とするボス「KATANA」アンプを継承した5つのアンプ・タイプと、ディレイやリバーブを含む50種類以上のエフェクトを内蔵。さまざまなスタイルのギター演奏に対応可能としている。フルレンジタイプのアンプでは、よりクリアなサウンドが求められるエレクトリックアコースティックギターやベースを接続して演奏を楽しむこともできる。
3種類の演奏環境を模したモードを用意。「サラウンド・モード」では、スタジオでギターアンプを鳴らしているかのような奥行き感のあるサウンドを再現。「スタティック・モード」では、内蔵のジャイロセンサーが演奏者の頭の向きを検知し、アンプサウンドの聞こえる方向が変化するという。
「ステージ・モード」では、アンプのサウンドと、スマホなどで再生した楽曲が背後から聞こえる音場となり「まるで憧れのバンドとステージで共演しているかのような臨場感あふれる演奏が楽しめる」という。細かな音色エディットも可能で、作成した音色は本体に6種類記憶して、演奏時に呼び出せる。
iOS/Android対応アプリ「BOSS TONE STUDIO」を使うと、用意された多数の音色設定から好みのサウンドを選んでWAZA-AIR本体に保存して演奏できる。アプリ画面で細かな音色調整作業も素早く行なえ、こだわりのサウンドを手軽に作り込めるという。
ドライバーはカスタム設計で50㎜径。フィット感の高いイヤーパッドと、幅の広いヘッドバンドで長時間でも快適に演奏できるという。ヘッドフォンはバッテリーで最大約5時間、トランスミッターは最大約12時間の連続使用が可能。長時間使用がない時は自動的にスタンバイモードになる。スタンバイ状態でギターを手に取るとトランスミッターが振動を感知、本体と連動して再起動するため、すぐに演奏を始められる。
重量は、ヘッドフォン型の本体部が320g、トランスミッター部が43g。トランスミッター部の外形寸法は87×36×22mm(縦×横×厚さ)