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Astell&Kern新プレーヤー「SA700」は12月13日発売。名機「AK120」を現代に

アユートは、Astell&Kern新ハイレゾポータブルオーディオプレーヤー「SA700」の発売日と価格を決定。12月13日発売で、価格はオープンプライス。直販価格は169,980円(税込)となる。Onyx Black、Stainless Steelのバリエーションを用意する。

「SA700」Stainless Steel

「Past Meets Present」というスローガンの元、ブランドヘリテージを再解釈したというモデル。AKブランドは2012年10月、原音に近い究極のサウンドを持ち運ぶということをモットーとし、ブランド初となるハイレゾプレーヤー「AK100」を発表。

SA700は、この「AK100」と同じAstell&Kern第一世代に分類され、現在のAstell&Kernブランドの礎を築いたという「AK120」の特徴である“デュアルDAC搭載”、”弦楽器のブリッジ部分をモチーフとしたホイールプロテクター”などハードウェア構成やデザイン面の象徴的な部分を取り入れつつ、曲情報やボリューム調節状態を示すインテリジェントLEDを採用するなど、「過去のレトロなエッセンスと現在の先端技術が最適なバランスで調和した」製品という。

「SA700」Onyx Black

DACは、旭化成エレクトロニクス製「AK4492ECB」をデュアルで搭載。384kHz/32bit、DSD 11.2MHzまでのネイティブ再生ができる。

ストレージメモリは128GB、microSDカードスロットも1基搭載し、最大1TBまでのカードを増設できる。メモリーカードスロットのカバーは、過去のAKプレーヤーで採用されていたスライド式。

「SA700」Onyx Black

再生対応ファイル形式はWAV、FLAC、MP3、WMA、OGG、APE、Apple Lossless、AIFF、DFF、DSF。

ヘッドフォン出力は3.5mmのアンバランス、2.5mm 4極のバランス出力を搭載。アウトプットレベルはアンバランスが2.0Vrms、バランスが4.0Vrms。

クアッドコアのCPUを搭載。4.1型の液晶ディスプレイを備え、解像度は1,280×720ドットでタッチスクリーンタイプ。

第3世代UIの利便性を維持し、第1世代の感性を融合させたという、新しいGUIを採用。「Modern Red」と名付けられ、SA700のデフォルト設定となっている。テーマの設定変更も可能で、既存製品をベースにした「Classic Gold」も選択できる。

筐体には耐腐食性と耐久性のあるStainless Steelを使用。これまではフラッグシップモデルにのみ採用してきたが、「SA700では完璧なサウンドを提供するため、Stainless Steelを特別に使用している」という。

外形寸法は約116×59×16.5mm(縦×横×厚さ)で、重量は約303g。

弦楽器のブリッジをモチーフとしたホイールプロテクターとインテリジェントLED採用ボリュームを装備。再生中の曲のビット深度でレッド・グリーン・ブルー・パープルに変化するほか、ボリュームに応じても150段階で彩度が変化する。

再生中の曲のビット深度でレッド・グリーン・ブルー・パープルに変化するほか、ボリュームに応じても150段階で彩度が変化

オプションの専用本革ケース「SA700 Case」も同時発売

オプションとして、専用本革ケース「SA700 Case」も同時発売する。価格はオープンで、直販価格は19,980円(税込)。ホイールプロテクターとLEDライトを一層際立たせるデザインになっており、カラーバリエーションは「Neo Black」、「Poppy Red」、「Viridian Green」の3色。

SA700 Case

ネオブラックはオニキスブラックカラーのバックプレートを備え、NUOVA ALBORAのトスカーナレザーを使用。

ポピーレッドはステンレススチールカラーのバックプレートを備え、BADALASSI CARLOのベジタブルタンニングなめしのプエブロ革を使用。

ビリジアングリーンは、ステンレススチールカラーのバックプレートを備え、CONCERIA WALPIERのカンザスレザーを使用している。