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Technics初の完全ワイヤレス登場。FF14コラボのゲーミング用小型サウンドバーも
2020年1月7日 05:47
パナソニックは、「CES 2020」の開幕前に行なわれた会見で、同社初の完全ワイヤレスイヤフォンとしてTechnicsブランドの「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S500W」、「RZ-S300W」、さらにサウンドバー型のゲーミングスピーカー「SC-HTB01」を発表した。
完全ワイヤレスイヤフォン3モデル
いずれも、新たな接続方式により安定した接続を可能にしたという完全ワイヤレスイヤフォンで、高い通話品質を実現。米国では6月に発売し、価格は「Technics EAH-AZ70W」が約280ドル、「RZ-S500W」が約180ドル、「RZ-S300W」が約120ドル。
上位モデルである、テクニクスブランドの「EAH-AZ70W」と、パナソニックブランドの「RZ-S500W」は“業界最高クラス”というアクティブノイズキャンセリング機能も搭載。フィードバックとフィードフォワードの両方式をサポートし、周囲の騒音を効果的に低減できるという。
EAH-AZ70Wは、Technicsのチューニングによる高音質が特徴。グラフェンコートのPEEK振動板を採用した10mm径のダイナミック型ユニットと、独自の音響設計を採用。ユニット後部の空間で振動板から発生する気流を制御している。IPX4の防滴機能も搭載。カラーはブラックとシルバーの2色を用意する。イヤフォン本体だけの連続再生時間は6時間(NC機能OFF時)で、充電ケースも付属する。スマホアプリ「Technics Audio」も用意。NC機能や外部の音を取り込む機能の調整や、バッテリ残量確認、地図上でイヤフォンがどこにあるか探す機能などを備えている。
「RZ-S500W」と「RZ-S300W」も、IPX4の防滴性能を搭載。スマホアプリとして「Panasonic Audio Connect」を用意。Technicsのアプリと同様の機能を備えている。
サウンドバー「SC-HTB01」
スクウェア・エニックスのMMORPG「FINAL FANTASY XIV(FF14)」と共同開発した3つのゲームモードを備えたサウンドバー型スピーカー。立体音響のDolby AtmosやDTS:Xにも対応し、1台で迫力のサラウンド体験が可能という。
具体的には、RPGモード、FPSモード、ボイスモードの3つを搭載。RPGモードは、ユーザーがゲームの世界にいるかのような臨場感を実現するというもので、FF14で理想的なサウンドが再生できるように検証されているという。FPSモードでは、正確な音の位置を表現、足音などの細かい音も聞き取れるという。ボイスモードは、人間の声を強調する。
Dolby AtmosやDTS:X、DTS virtual:Xを組み合わせる事で、ユーザーが音に包まれる体験を提供。ユニットは2.1ch構成で、筐体の高さを2インチに抑えているため、テレビの表示を妨げないという。4K/HDR映像のパススルー機能や、Bluetooth受信機能も備えている。