ニュース

ローランド、1台2.3万円からのモニタースピーカー

ローランドは、米Fluid Audioの新製品として、モニタースピーカー「Fシリーズ」を2月1日より発売する。出力110Wの最上位モデル「FX80」と、90Wの「FX50」の2機種をラインナップ。1台からの販売で、両機種とも価格はオープンプライス。店頭予想価格はFX80が36,500円前後(税込)、FX50が23,000円前後(同)。カラーはブラック。

モニタースピーカー「FX80」

“音楽制作に求められる性能を追求した”という、2ウェイ・バスレフ型のニアフィールド用モニタースピーカー。

ツイーターとウーファーを同軸上に配置した新構造のドライバーを採用し、音の位相ずれを抑制。音源の再現性を向上したという。また新たに周波数帯域ごとに音量を調整できるバウンダリー補正スイッチを搭載。設置する場所の音響特性に合わせて音を補正し、最適なバランスに整えることができるようにしている。

同軸ドライバー(写真はFX80)

キャビネットはラミネートMDFを使い、フロントバスレフポート構造を採用。アンプ回路はClassDアンプで、従来モデルよりもコンパクトで出力アップを実現。またウーファーとツイーターのドライバーへは供給電源を分離するバイアンプ方式とし、出力変動による干渉を防いでいるという。

FX80は、8インチのペーパーコーンウーファーと、1.2インチのシルクドームツイーターを採用。周波数帯域は35Hz~22kHz、クロスオーバー周波数は2.4kHz。定格出力は110Wで、SN比は90dB。

FX50は、5インチのペーパーコーンウーファーと、1インチのシルクドームツイーターを採用。周波数帯域は49Hz~22kHz、クロスオーバー周波数は2.9kHz。定格出力は90Wで、SN比は89dB。

モニタースピーカー「FX50」

入力端子は共通で、XLR(バランス)、TRS(バランス/アンバランス)、RCA(アンバランス)を備える。入力インピーダンスは、バランス接続時が20kΩ、アンバランス接続時が10kΩ。電源入力は100~240V(50/60Hz)。

外形寸法は、FX80が254×340×295mm(幅×奥行き×高さ)、FX50が176×230×234mm(同)。重量はFX80が7.8kg、FX50が3.8kg。

「FX80」背面
「FX50」背面