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Carot One初“ブラック”アンプ、120台限定「ERNESTOLO 50k LIMITED」

ユキムは、Carot Oneの新製品として「ERNESTOLO 50k LIMITED」を発売する。ブランドのデビュー作である「ERNESTOLO」の“スーパー・エボリューション・バージョン”と位置づけられており、3月初回販売60台、6月に60台、合計120台限定販売となる。価格は89,000円。

「ERNESTOLO 50k LIMITED」

「CAROT ONE史上 最強のエルネストーロ」としており、同社の全てのモデルはブランド名のニンジンをイメージした鮮やかなオレンジカラーで統一されてきたが、このモデルは初めてのブラック・バージョンとなる。

最新の「ERNESTOLO 50k EX」をベースとし、プリアンプ部の真空管とオペアンプに高性能で希少性の高いビンテージ品を採用。「その音は久しく触れていなかった温もりと快活さに満ちたのもので、とても手のひらサイズのアンプが発揮するパフォーマンスとはにわかに信じ難いもの」だという。ERNESTOLO 50k LIMITEDは日本国内でアッセンブル調整を行なった後に出荷される。

真空管には、1970年代に製造された3極管の「Mullard CV4003」を採用。ムラードの真空管の中でもCVナンバー付きの軍用高信頼管を使っており、採用されたCV4003/M8136は、軍の通信用として長年保管されていたもの。「信頼のおけるルートで輸入され検品合格した最高級品ビンテージ管」だという。

オペアンプには、著名ハイエンド・メーカーにも採用された「OPA627AU」を搭載。TIに買収される前のバーブラウン製のビンテージ品を2回路化基板に実装し、デュアル構成にしている。1990年代にバーブラウンが製造したロットは、現行品とのプロセスルールの違いにより内部配線が太く、「溌溂としたサウンドが特長」とする。

プリ部のSN比は92dB。入力端子は前面に3.5mmのステレオミニを、背面にRCAのアナログ入力を搭載する。

パワーアンプ部の出力は25W+25W(4Ω)、12W+12W(8Ω)。SN比は98dB。ダイナミックレンジは98dB。スピーカー端子は1系統でバナナプラグ対応。

ヘッドフォンアンプも搭載しており、出力は600mW×2(32Ω)。SN比は92dB。出力端子は3.5mmのステレオミニ。

外形寸法は76×150×75mm(幅×奥行き×高さ)で、1.1kg。