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シャープ、8K動画が撮れる5G対応“4眼”スマホ「AQUOS R5G」'20年春発売

シャープは、第5世代移動通信システム(5G)に対応したスマートフォン「AQUOS R5G」を商品化。'20年春の5G商用サービス開始に合わせて発売する。カラーはアースブルー、ブラックレイ、オーロラホワイト。

スマートフォン「AQUOS R5G」(アースブルー)

5Gに初対応した、同社スマートフォンのフラッグシップモデル。5Gの高速・大容量通信を活かした高速ダウンロード・アップロードを実現したほか、8Kワイドカメラを含む4眼カメラや、約6.5インチの高精細液晶ディスプレイ「Pro IGZO」の搭載を特徴とする。

120度の広い画角を持ち、8K静止画・動画が撮影できる8Kワイドカメラ(約4,800万画素・F2.9レンズ)を搭載。多くの人が集まる場所などを広範囲に撮影しても、一人ひとりの顔まで鮮明に記録できる、という。また独自開発のAIにより、動画に映った人やペット(犬、猫)を自動で認識、ズームして再生する「フォーカス再生」機能も採用する。

35mm換算で19mm相当となる8Kワイドカメラを搭載、8K静止画・動画の撮影が行なえる。有効画素数は約4,800万画素で、QBC裏面照射積層型センサー。レンズの明るさはF値2.9
対象物を自動でズーム再生する「フォーカス再生」

8Kワイドカメラを含む4つのカメラを背面に搭載。約1,220万画素の標準カメラ(F1.7)ほか、光学2倍ズームの望遠カメラ(約1,220万画素・F2.7)や動画の背景にぼかしを入れるToF(Time of Flight)カメラを採用。4つのカメラを複数同時に駆動することで、静止画と動画の同時撮影ができるほか、背景をぼかして被写体を際立たせたるポートレートも簡単に撮影できるという。

約6.5インチの「Pro IGZO」液晶ディスプレイを採用。解像度は3,168×1,440ドット。液晶テレビAQUOSの高画質化技術を応用した「リッチカラーテクノロジーモバイル」により、10億色の表現力を実現。肌の質感や青空のグラデーションなど、HDRの映像を忠実に再現できるほか、周囲の明るさや色温度に応じてホワイトバランスを自動で調整する「スマートカラーマッチング」機能も搭載する。

「HDRエンハンサー」なし(写真左)と「HDRエンハンサー」あり(右)

最大輝度は1,000cd/m2。コンテンツに応じて輝度などを自動で調整する「HDRエンハンサー」機能を搭載したことで、高い視認性と低消費電力を両立。白飛びや黒つぶれなども低減するとしている。

Qualcomm製CPU「Snapdragon 865 5G」を採用し、CPUのパフォーマンスを従来機比約25%向上。12GB RAM、256GBストレージメモリも搭載する。OSはAndroid 10。新規格Wi-Fi 6をサポートし、複数端末の接続時でも高速・安定した通信が行なえるとする。

外形寸法は約75×162×8.9mm(横×縦×厚さ)で、重量は約189g。バッテリー容量は3,730mAhで、IPX5・IPX8/IP6Xの防水・防塵性能を備える。

ブラックレイ
オーロラホワイト