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「ニコニコ超会議」開催中止。ネット上で「ニコニコネット超会議」開催へ
2020年3月11日 16:32
4月に幕張メッセで開催を予定していた「ニコニコ超会議」と、ゲームイベント「闘会議」が、新型コロナウイルスの影響で中止される事が決定した。中止の代わりとして、「超会議 2020」の日程に新たに6日間を加え、4月12日~4月19日の計8日間にわたって「ニコニコネット超会議2020」と題した、ネットイベントを開催する。
「ニコニコ超会議」は、“リアルとネットの融合"をテーマに毎年開催し、今年で9回目を迎える。ゲームイベント「闘会議」は今年で6回目。どちらも4月開催を予定していたが、新型コロナウイルス感染症の拡がりに伴い、政府からのイベント自粛方針や、来場者・関係者の安全を考慮し、開催中止となった。
「様々な協賛・出展各社や、協力会社、クリエイター、何より多くのニコニコユーザーの皆様のお力をお借りして成立していますが、これ以上イベント開催についての決断を遅らせることで、様々な関係者の方にご迷惑をおかけしてしまうことから、開催中止を判断した」という。
チケットやクラウドファンディングは、全て払い戻し対応となる。詳細は公式Webサイトを確認のこと。
ネットイベント「ニコニコネット超会議2020」開催
リアルイベントに代わる、ネット上のイベントとして、4月12日~4月19日の計8日間にわたって「ニコニコネット超会議2020」を開催。ニコニコ超会議で人気のある企画やインターネット上で話題になったコンテンツ、また新型コロナウイルスの影響で中止になった様々なライブやエンターテインメントコンテンツをニコニコで再現する試みなど、「日本に存在する様々なエンターテインメントを集合させ、日本最大のインターネットの祭典を目指す」という。
超特別協賛として、「ニコニコ超会議2020」に引き続き、NTTが決定。イベント開催期間中のニコニコ生放送では、画面上のコメントによりリアルタイムに生み出される出演者と視聴者の双方向コミュニケーションに加え、バイノーラルマイクや無観客を生かした自由なカメラワークによる、出演者の目の前で観ているかのような視聴体験、実際のステージにAR技術を加えた新たなライブ演出などを最大限活用し、「ネット視聴だからこそ楽しめる臨場感に溢れたインタラクティブな生放送をお届けする」という。
また、4月18日~19日は幕張メッセ・イベントホールから、イベントの一番のみどころである伝統芸能と歌舞伎と最新技術が融合した「超歌舞伎 Supported by NTT」、最新の技術を用いたバーチャルキャラクターによる音楽ライブ「VTuber Fes Japan」「VOCALOID Fes」を生放送する。開催内容の詳細は、3月下旬のニコニコ生放送での発表を予定している。
ドワンゴ代表取締役社長の夏野剛氏は、「よりパワーアップした超会議を成功させるべく、ユーザーの皆様や関係各社の皆様と一緒に今日まで奮闘してきたため、皆様の安全を最優先に考え中止にしましたが、苦渋の決断でした。しかしこんな時だからこそピンチをチャンスに変え、ネットの力を集結させて、日本最大のインターネットの祭典として『ニコニコネット超会議』を開催します。またとても嬉しいことに、超特別協賛のNTT様から引き続き、『ニコニコネット超会議2020』もご支援いただけることになりました。ユーザーの皆様の笑顔が集まる場所をネット上につくり、「そう来たかっ!」と思ってもらえるような『ニコニコネット超会議2020』にしたいと思います。盛大に盛り上げてまいりますので、ぜひ楽しみにしていてください。では『ニコニコネット超会議2020』でお会いしましょう!」と、コメントしている。