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キヤノン次世代ミラーレス「EOS R5」、犬・猫・鳥の全身/顔/瞳AF対応。8K/29.97fps

キヤノンは、開発中の次世代フルサイズミラーレスカメラ「EOS R5」の追加情報を公開。8K動画撮影機能において、フレームレート29.97fpsを実現する事や、全モードでデュアルピクセルCMOS AFが使える事、さらに内部記録が可能な事などを明らかにした。また、AF被写体検出では、犬・猫・鳥の“全身・顔・瞳”に対応するという。

次世代フルサイズミラーレスカメラとして「EOS R5」に、RF24-105mm F4 L IS USMを装着したところ

「EOS R5」は、同社のCMOSセンサーや映像エンジン、光学などの技術を結集した「EOS Rシステム」の次世代フルサイズミラーレスカメラとして開発されているもの。レンズ設計の自由度を高める大きなマウント径とショートバックフォーカス、レンズとカメラ間の高速通信システムが特長。この特長を生かし、高速連写や8K動画撮影を実現するという。

新たに公開された情報では、8K動画撮影において、以下の特徴を持つという。

  • フレームレート29.97fpsを実現
  • 水平方向クロップなしでの撮影可能
  • 全モードでデュアルピクセルCMOS AF可能
  • 内部記録可能

さらに、AF被写体検出では、犬・猫・鳥の全身・顔・瞳に対応する。

既に公表されている特徴として、新開発のCMOSにより、電子シャッターで最高約20コマ/秒、メカシャッターで最高約12コマ/秒の連写性能の実現を目指し、スポーツなど高速で動く被写体にも対応。8K動画撮影では、高精細な静止画の切り出しや、より高画質な4K動画への加工にも対応する。

また、キヤノン初となるボディ内手ブレ補正機構とRFレンズのレンズ内手ブレ補正機構の双方を協調制御する方式を採用。さらに高性能な手ブレ補正も目指している。

新たにデュアルスロットに対応するほか、2020年4月上旬開始予定のクラウドプラットフォーム「image.canon」に、カメラから画像を自動転送する機能を搭載予定。

なお、このカメラが披露される予定だったイベント「CP+2020」は中止となったが、キヤノンMJ公式Facebookにて、イベントで同社が伝えたかった情報を順次公開。第一回「幻のCP+2020 キヤノンブース」についてが現在公開されており、次回は「EOS-1DX Mark III技術展示」について掲載されるという。