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4Kリマスター版「AKIRA」の“音”に迫る特番TOKYO MX放送。岩田光央ら出演
2020年3月13日 18:00
既報の通り、4月24日に4K ULTRA HD Blu-ray & Blu-rayで発売される「AKIRA 4Kリマスターセット」。その発売を記念し、そのサウンドに迫ったドキュメンタリー「AKIRA SOUND MAKING 2019」が、TOKYO MXで放送されることが決定した。放送は3月28日22時から。岩田光央(金田役)、佐々木望(鉄雄役)ら声優陣と、音響監督の明田川進、音楽監督の山城祥二らも出演する。
なお、このドキュメンタリーに、放送未公開シーンを加えた長尺ver.が、「AKIRA 4Kリマスターセット」の特典ディスクに収録されることも決定した。
原作・監督、大友克洋。1988年に劇場公開され、世界を揺るがした「AKIRA」を、4Kスキャン、4Kリマスター、HDR化により、35mmマスターポジフィルムの情報を鮮やかに再現しつつ、パッケージ化したソフト。UHD BD+BDの2枚組での発売で、価格は9,800円。発売・販売元はバンダイナムコアーツ。品番はBCQA-0009。
「NEO TOKYO本来の姿が映し出される」という映像面だけでなく、サウンドも刷新。AKIRAの音楽監督、山城祥二指揮のもと新たにリミックス作業を行ない、192kHzのハイパーソニック・エフェクトを活用した新規音源が収録される。
番組では、山城祥二本人が“AKIRA 4Kリマスター”の音について語るインタビュー映像のほか、金田役の岩田光央、鉄雄役の佐々木望、ケイ役の小山茉美、甲斐役の草尾毅らキャストに加え、音響監督の明田川進が32年前の収録について振り返る座談会など、スタッフとキャストがAKIRAについて語った貴重な映像が放送される。
「AKIRA 4Kリマスターセット」の音声トラックは、5.1ch 192kHz/24bitのドルビーTrueHDと、ドルビーデジタル 5.1ch、ドルビーサラウンドのリニアPCM収録の3トラック。BD版音声も5.1ch 192kHz/24bitのドルビーTrueHDと、ドルビーデジタル 5.1ch、ドルビーサラウンドのリニアPCM収録の3トラックを収録する。
本編の収録時間は124分。本編ディスクに5分の特典映像を収録。特報や予告編、絵コンテ集(静止画)を収める。さらに特製スリーブも付属する。
なお、4Kリマスター版は東京アニメアワードフェスティバル2020(TAAF2020)のオープニング作品として、3月14日に池袋グランドシネマサンシャインで初上映される予定だったが、新型コロナウイルスの影響により中止されている。
AKIRA あらすじ
1988年7月、関東地区に新型爆弾が使用され、第三次世界大戦が勃発した。
31年後― 2019年東京湾上に構築されたメガロポリス、ネオ東京は翌年にオリンピック開催を控え、かつての繁栄を取り戻しつつあった。
健康優良不良少年グループのリーダー・金田は、荒廃したこの都市でバイクを駆り、暴走と抗争を繰り返していた。ある夜、仲間の鉄雄は暴走中、奇怪な実験体の少年と遭遇し、転倒負傷。呆然とする金田たちの前で、彼らは軍の研究所へと連れ去られてしまう。
鉄雄救出のために研究所へ潜入を試みる金田。だが、彼はそこで、過度の人体実験により新たな「力」に覚醒した、狂気の鉄雄を見る。
一方、研究所内の特殊ベビールームでは、実験体の少女が、「最高機密=アキラ」の目覚めを予言。
鉄雄は自らの力の謎に近づくべく、地下深く眠る「アキラ」への接近を開始した―