ニュース

DALI、特別チューニング&外装のブックシェルフ型スピーカー「MENUET SE」

ディーアンドエムホールディングスは、デンマークDALIのブックシェルフ型スピーカー「MENUET SE」を3月下旬に発売する。価格はペアで184,000円。カラーはワイルド・ウォルナット・ハイグロスフィニッシュ。

DALI「MENUET SE」

1992年からロングセラーシリーズとして発売するブックシェルフ型スピーカーMENUETの最新モデル。MENUETが持つとする「きめ細かな艶のある高域、コンパクトサイズ・スピーカーとは思えないような迫力の低域」のサウンドの魅力と可能性を引き出すべく、'15年発売の第4世代「MENUET」をベースに、様々なチューニングと外装変更を施した。「もっとも印象的なDALIスピーカー」に仕上げたという。

内蔵ネットワーク回路をブラッシュアップ。内部配線は、一般的な銅線からDALIオリジナルのシルバープレート(銀メッキ)無酸素銅線にアップグレード。ネットワークボードも、従来のハードボードから、より堅牢なベークライト・ボードに変更した。

音質に大きな影響を及ぼすコンデンサもアップグレード。従来モデルでは、高域用、低域用コンデンサともに汎用の電解コンデンサを採用していたが、SEでは高域用にはフィルム・コンデンサ、低域用には電解コンデンサを搭載。いずれもドイツのMundorf製高級コンデンサを使用しているという。

スピーカーターミナルは、従来のRUBICONグレードから堅牢で大型のEPICONグレードのターミナルに変更。より確実に、あらゆるスピーカーケーブルの端末をホールドするとしている。

キャビネットの仕上げも変更。通常モデル同様に高剛性MDFを採用しながら、外装は“流麗にして精悍”とするワイルド・ウォルナット(天然木の突板)を使用、仕上げはハイグロス塗装を施した。従来のマット仕上げ(ブラックを除く)と異なり、マルチレイヤーでのハイグロス塗装とすることで、サウンドにも良い影響を与えているという。

背面には、ブラス(真鍮)製のシリアルナンバー・プレートを装着。シリアルの刻印の他、組み立て/検品担当者のイニシャルが添えられており「デンマーク本社工場で熟練職人の手により、ハンドメイドで仕上げられたクラフトマンシップの証」という。またMENUET SEは、'19年に改訂されたDALIの新ロゴバッジを採用した初めてのスピーカーという。

ウッドファイバーコーンを採用した115mm径ウーファードライバーを搭載。フレーム、ボビン、ダンパーに至るまでエアフローを最適化。エネルギーの損失を防ぐため、同社基幹技術のロー・ロス・テクノロジー(低損失技術)を採用しており、小型サイズのスピーカーとしては驚異的な低域再生能力を誇るという。

28mm径の大型ソフトドームツイーターを採用。強力マグネットにより、中高域をパワフルに再生。ウーファ―ドライバーとのつながりもよく、伸びやかで自然なサウンドに貢献するという。エアフローを最適化する斜めレイアウトのバスレフポートを採用し低域を強化。壁際へ設置した場合でも、影響を受けにくい設計としている。

周波数特性は59Hz~25kHzで、入力感度は86dB。インピーダンスは4Ω。推奨アンプ入力は20~100W。クロスオーバー周波数は3kHz。

外形寸法は150×230×250mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4kg。サランネット、ラバーフットを付属する。

背面