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4K/120fps目指す次世代ゲーム機「Xbox Series X」詳細。UHD BDドライブ搭載
2020年3月17日 11:35
マイクロソフトは、ゲーム機Xboxシリーズ新モデル「Xbox Series X」の詳細なスペックを発表。4K/60pや、最大4K/120fpsまでの対応を性能目標と掲げており、8K映像もサポートするなど、パワフルなマシンとなっている。2020年のホリデーシーズンに発売予定。
プロセッサはAMDのカスタムZen 2で、8コア@3.8GHz(3.6GHz w/SMT)を搭載。RDNA 2アーキテクチャを活用したGPUは、12 TFLOPSのパフォーマンスを持つ。これは、Xbox One Xの2倍、Xbox Oneの8倍以上のスペックだという。
リアルな照明、正確な反射、リアルな音響を実現するため、ハードウェア処理でのレイトレーシングにも対応する。また、ゲーム内のキャラクターなどを、優先順位の高いオブジェクトを優先処理する事で、映像の品質に影響を与えずに、より安定したフレームレートと解像度を実現できる「可変レートシェーディング(VRS)」にも対応している。
メモリーは16GB。ストレージには高速な1TB カスタムSSDを採用し、ゲームのロード時間などを短縮。専用のストレージ拡張ポートも備えている。
さらに光学ドライブとして、4K UHD Blu-rayドライブも搭載。Xboxワイヤレスコントローラーをはじめとする、プレーヤーからコンソールへのパイプラインのレイテンシーも最適化した。
HDMI 2.1にも対応。Auto Low Latency Mode(ALLM)やVariable Refresh Rate(VRR)などに対応しており、ALLMを使用すると、接続したディスプレイを自動的に遅延を抑えたモードに設定。VRRは、ディスプレイのリフレッシュレートをゲームのフレームレートに同期させ、滑らかな映像を維持できるという。
Xbox 360や、オリジナルのXboxのゲームもプレイ可能。従来のゲームも、よりクオリティの高いビジュアルでプレイでき、安定したフレームレート、高速な読み込みといった利点もあるという。
ゲームを一度購入すると、プレイしているXboxにおいて、そのゲームの適切なバージョンを取得できる「スマートデリバリー」機能も搭載。ゲームのサブスクリプションサービス「Xbox Game Pass」も利用可能。
並列冷却構造を採用し、マザーボードは2枚に分割されている。内部を均一に温度制御する機能や、コンソールのシャーシに統合されたヒートシンクも搭載。ファンも静音仕様だという。
付属のXboxワイヤレスコントローラーはモダンなデザインで、快適性を向上。質感のあるグリップや、ハイブリッドDパッドなどを装備。ゲーム機以外でも、PC、モバイルデバイスでも使用可能。