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4K8K機器の累計出荷が400万台目前に。’20年3月は前年同月比2倍に伸長

新4K8K衛星放送 視聴可能機器台数

放送サービス高度化推進協会(A-PAB)は22日、新4K8K衛星放送視聴可能機器の集計値を公表した。2020年3月分の出荷合計は32.4万台で、前年同月比の約2倍を記録。3月末時点での累計出荷は394万台で、400万台目前となった。

3月分の出荷内訳は、新チューナー内蔵テレビが22.6万台、外付け新チューナーが2千台、、新チューナー内蔵録画機が3.8万台、CATVの新チューナー内蔵STBが5.8万台。

累計で、新チューナー内蔵テレビが249.9万台、外付け新チューナーが24.4万台、新チューナー内蔵録画機が40.5万台、CATVの新チューナー内蔵STBが79.2万台となり、4K8K衛星放送視聴可能機器は394万台に上った。

同協会は「昨年の3月には未公表だった新チューナー内蔵録画機を除き、昨年3月の13.7万台から今年3月の28.6万台へと約2.1倍の大きな伸びとなった」とコメント。伸長の背景としては「新型コロナウイルスの影響が次第に大きくなりつつあったものの、むしろ東京オリンピック・パラリンピック延期が決まる3月24日までの“オリンピック期待”に加えて“新商品の市場投入”などにより、大幅な出荷増になった」と分析している。

視聴可能機器台数の月別推移