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シャープ、壁寄せでも高音質な最上位4K液晶AQUOS「CN1」。9.5万円からのCL1
2020年5月11日 11:00
シャープは、4K液晶テレビの新製品として、新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載したCN1シリーズと、CL1シリーズ9モデルを5月23日から順次発売する。フラッグシップモデルのCN1は、70型、60型、55型、50型、43型をラインナップ。CL1は55型、50型、43型、40型を用意する。価格はすべてオープンプライス。店頭予想価格と発売日は以下の通り。
【CN1】
- 70型 4T-C70CN1 6月13日発売 30万円前後
- 60型 4T-C60CN1 6月13日発売 23万円前後
- 55型 4T-C55CN1 8月発売 17万円前後
- 50型 4T-C50CN1 6月13日発売 15万円前後
- 43型 4T-C43CN1 6月20日発売 13万5,000円前後
【CL1】
- 55型 4T-C55CL1 5月23日発売 14万円前後
- 50型 4T-C50CL1 5月23日発売 12万円前後
- 43型 4T-C43CL1 6月20日発売 10万5,000円前後
- 40型 4T-C40CL1 6月20日発売 9万5,000円前後
最大の特徴は、新開発の4K画像処理エンジン「Medalist S1」を搭載した事。このエンジンには、8Kテレビの開発で培った映像のアップコンバート技術を応用した「4K Masterアップコンバートプ口」技術を採用。解像度や映像フォーマットを判別し、高精細処理を施すことで、地上デジタル放送やネット動画を、細部まで美しく表示できるという。
さらに、広色域技術「リッチカラーテクノロジー」も採用。BT.2020に迫る、豊かな色彩で表現できるとする。
映像信号に含まれるシーンごとの輝度情報を解析し、映像フォーマットに合わせて明暗を描き分ける「スマートアクティブコントラスト」機能も搭載。白飛びや黒つぶれを抑えながら、中間階調のコントラストも鮮明に映し出し、メリハリのある美しい映像を表示するという。
HDRは、HDR10、HLG、Dolby Visionに対応する。
パネルの解像度は全モデル3,840×2,160ドット。バックライトは、CN1の70型が直下型、その他はエッジ型。
光学設計を最適化する事で、消費電力を抑えたまま画面輝度を高める「リッチブライトネス」を搭載。CL1シリーズでは、画面輝度が従来機から約20%アップしている。
CN1シリーズでは、外光の反射や照明の映り込みを抑えつつ、艷やかな黒も表現するという「N-Blackパネル」を採用する。CL1シリーズは、映り込みを低減する低反射パネル。
CN1シリーズはさらに、動きの早い映像も残像感を抑えてクリアに表示する倍速技術も搭載する。
サウンド面では、臨場感豊かな音を届けるという高音質設計「FRONT OPEN SOUND SYSTEM PLUS」を採用。音を画面前方に導くリフレクター構造と、スピーカーネットの無い独自設計を組み合わせたもの。
CN1シリーズは、ネオジウムマグネットを採用したツイーターを前向きに、サブウーファーを本体背面に配置。総合出力35Wの2.1ch 5スピーカー構成で、低域から高域まで、臨場感豊かな再生ができるとする。なお、CN1シリーズの70型では、独自の傾斜構造を取り入れた「WIDE-AREA SOUND SYSTEM」を採用している。
CL1シリーズは、総合出力20W、2ch 2スピー力一の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」となる。
いずれのモデルも、空間全体の音響パワーの変化をとらえて補正する、音響補正技術「Eilex PRISM」を搭載する。
どちらのシリーズも、壁寄せスタンドでの設置に対応。前述の「FRONT OPEN SOUND SYSTEM」により、音を前に導く設計とした事で、壁掛けや壁寄せスタンドでの設置でも、クリアな音が届けられるという。
ナカムラのブランド・EQUALSが協力し、WALLインテリアTVスタンドS1に対応。43型、40型は「WALLインテリアテレビスタンドanataIRO」にも対応する。
70型を除き、視聴位置に合わせて画面の角度を左右に調整できる回転式スタンドを採用。左右計30度の範囲で調整できる。
5月下旬より提供予定の無料アプリ「COCORO HOME VIEWER」に対応。スマホアプリ「COCORO HOME」と連携した、シャープ製のAIoT対応家電の情報を、テレビで確認できる。洗濯機の運転状況や料理の出来上がり時間などの情報に加え、子供部屋の温度などもテレビの画面で確認可能。
チューナーは、BS4K/110度CS4Kチューナーを各2基搭載。地上/BS/110度CSデジタルチューナーは3基搭載。別売のUSB HDDを接続する事で録画もでき、4K放送を視聴中に、別の4K放送と地上/BS/110度CSデジタル放送の2番組同時録画が可能。
付属のリモコンにマイクを搭載。見たい番組を音声で検索できる。Googleアシスタントも搭載。Chromecast built-inにも対応。スマホで撮影した写真などを、テレビに表示できる。
AIが視聴傾向を学習してオススメ番組を知らせる「COCORO VIDEO」に加え、YouTube、Netflix、Amazon Prime Videoの動画配信サービスも視聴可能。リモコンにダイレクトボタンも備えている。
HDMI入力は4系統備え、HDMI入力2がARC対応。AV入力/ステレオミニ音声入力は1系統1端子(兼用)、光デジタル音声出力は1系統1端子搭載。ヘッドフォン出力兼アナログ音声出力も1系統1端子備える。
CN1シリーズの外形寸法と重量、消費電力、年間消費電力量は、70型が156.4×36.1×99cm(幅×奥行き×高さ)、約43.5kg、約330W、232kWh/年。60型が135×29×86.3cm(同)、約33kg、約218W、168kWh/年。55型が124×29×80.6cm(同)、約27kg、未定。50型が112.6×25.3×73.9cm(同)、約23kg、約179W、145kWh/年。43型が96.5×25.3×64.9cm(同)、約19.5kg、約145W、123kWh/年。
CL1シリーズの外形寸法と重量、消費電力、年間消費電力量は、55型が124×29×80.6cm(幅×奥行き×高さ)、約27kg、約183W、145kWh/年。50型が112.6×25.3×73.9cm(同)、約22kg、約151W、139kWh/年。43型が96.5×25.3×64.9cm(同)、約19kg、約129W、113kWh/年。40型が90.1×25.3×60.3cm(同)、約17.5kg、約125W、100kWh/年。