ニュース
Klipsch、「大型スピーカーに負けない」コンパクト3Way「HERESY IV」約21万円
2020年5月22日 15:20
オンキヨー&パイオニアは、KlipschブランドHeritageシリーズのハイパフォーマンスコンパクトスピーカー「HERESY IV」を5月末に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は21万円前後。仕上げはAMERICAN WALNUT、SATIN BLACK ASH、NATURAL CHERRY、DISTRESSED OAK。秋葉原ONKYO BASEにて、緊急事態宣言が解除され次第、予約制で試聴体験会も実施する。
Heritageシリーズは、1957年に創業者ポール.W.クリプシュの手により30cmのウーファーとホーン搭載のミッドレンジとツイーターを使用したコンパクトな3Wayスピーカーとして導入。以来、同シリーズはその意志を受け継ぎ、米アーカンソー州ホープの職人の手によって作り続けられている。
新製品は4世代目となる「HERESY IV」で、「コンパクトサイズでありながら、より強力なウーファーやミッドレンジ、滑らかで正確な再生のためのチタニウム振動板を搭載したHFコンプレッションドライバーをなど、音に拘りながらも、書斎やリビングなどでゆったりと音楽をお楽しみいただけるお客様にお勧めの商品。置き方が自由なコンパクトサイズでありながら、大型スピーカーに引けを取らない再生を行なうハイパフォーマンスモデル」という。
ミッドレンジには、新開発の「K-702ミッドレンジコンプレッションドライバー」を搭載。4.45cmのポリイミド振動板により、細部に渡る表現性とダイナミクスさを両立。改良されたTractrixホーンと組み合わせ、リスニングエリア全体でより安定したサウンドが提供できる。
高域用には、新しいフェーズプラグを特徴とした「K-107-TI チタニウム振動板HFドライバー」を搭載。口径は2.54cm。高域がリスニングエリア全体で均一となり、より広いスイートスポットを実現するという。ウーファーは、30.48cm径の繊維複合材料コーンウーファー「K-28-E」を採用。
筐体はバスレフで、Heresyの長い歴史の中で初めて背面にポートを設置。背面設置のTractrixポートは、効率的で最速の空気の流れにすることで、低音再生域を約10Hz拡大。ポートに流入する気流の乱れの低減に効果的なフレアを内側に設置し、ポートノイズも低減。よりクリーンで強力な低音を再生できるという。
回路全体の電気的な劣化を最小限に抑えたという、新しいネットワークも搭載。スピーカーターミナルはバイワイヤリング、バイアンプ接続に対応。入力パネルには高品位なアルミ二ウムを採用し、内部配線には導電性が高いケーブルを採用した。
キャビネットの木目は、左右が対称になるようにデザイン。左右ペアで同じ木材から作られた板材を使用し、慎重に一致させることで、正確な対称性を保持したという。
全体の再生周波数帯域は48Hz~20kHz(+/- 4dB)、出力音圧レベルは99dB(@ 2.83V/1m)。定格入力/最大入力は100W/400W。最大出力音圧レベルは116dB。インピーダンスは8Ω。外形寸法は39.37×33.66×63.01cm(幅×奥行き×高さ)で、重量は20.41kg。