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4K液晶ビエラ、75型も揃えたハイグレード「HX900」、スタンダード「HX750」

ハイグレードモデル「HX900」シリーズ75型「TH-75HX900」

パナソニックは、4K液晶テレビ2シリーズを7月下旬より順次発売する。価格はいずれもオープンプライス。ハイグレードモデル「HX900」シリーズは75型「TH-75HX900」、65型「TH-65HX900」、55型「TH-55HX900」の3モデル。スタンダード「HX750」シリーズは55型「TH-55HX750」、49型「TH-49HX750」、43型「TH-43HX750」の3モデル。店頭予想価格はいずれも未定。発売時期は以下の通り。


    75型「TH-75HX900」7月下旬
    65型「TH-65HX900」10月
    55型「TH-55HX900」10月
    55型「TH-55HX750」8月下旬
    49型「TH-49HX750」8月下旬
    43型「TH-43HX750」8月下旬

HX900シリーズはGX855の後継モデルで、75型は新しいサイズ。HX750シリーズは、GX755シリーズの後継となる。

65型「TH-65HX900」
スタンダード「HX750」シリーズの55型「TH-55HX750」

ハイグレードモデル「HX900」

映像エンジンは「ヘキサクロマドライブ」。プロの映像制作用マスターモニターにも採用されている3次元カラーマネジメント回路(3D-LUT)を駆使し、入力された色信号を色鮮やかに美しく再現。人肌など淡い色や、輝く陰影の中の微妙な色合いまでも、リアルに映し出すという。

映像エンジンは「ヘキサクロマドライブ」

地上デジタル放送も新4K衛星放送も高コントラスト映像に高画質化するという「AI HDRリマスター」も搭載。地上デジタル放送などのSDR映像を高画質化するために、AIにSDR映像とHDR映像のデータベースを機械学習させ、その学習データを元に最適な画質処理を実施。高コントラストなHDRに変換している。ハリウッド映画製作者との協業などを通じて培った技術を活用した。

新4K衛星放送に採用されているHLG方式の画質を大幅に向上させるため、新たな画質処理アルゴリズムも搭載。HLGの映像信号に含まれる明るさ情報をシーンごとにリアルタイムに解析し、パネルの持つコントラスト性能を最大限引き出せるように高画質化処理している。これにより、あらゆる4K番組を明るく高コントラストに表示できるという。

HDRはHDR10、HLG、HDR10+、Dolby Visionの4方式に対応。HDR10+、およびDolby Visionの高画質認証も取得。部屋の明るさにあわせてHDR映像を自動調整する「明るさ連動HDR」は、Dolby Visionにも対応。4方式すべてのHDRフォーマットで部屋の明暗に関わらず、くっきりとした映像を視聴できる。

全HDMI入力端子は4K/60p/HDR映像の伝送が可能な18Gbpsの高速伝送に対応。ハイダイナミックレンジ写真の「HLGフォト」再生にも対応する。

LEDバックライトの分割駆動で、光を出すエリアをコントロールする「バックライトエリア制御」と、信号処理による緻密なコントラスト処理により明暗の表現力を高める「エリアコントラスト制御」を組み合わせた、「Wエリア制御」を搭載。

新製品ではこのバックライトを制御するアルゴリズムをより緻密に進化させ、HDR(HDR10/HDR10+/HLG)の情報を解析してバックライトの制御にも活用。「HDRならではの暗いシーンも高コントラストに表現することが可能になった」という。

地上デジタル放送やネット動画など、あらゆる映像を4K高精細化する「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。映像を部分ごとに解析して最適な処理で高画質化することに加えて、素材解像度検出処理を搭載。これにより、4K信号の中でも元素材が8Kなどの高精細なものか、ハイビジョンから4Kへアップコンバートしたものかなどを認識。最適な高精細化処理を行なう。

高さ方向の音表現も可能にする立体音響技術のDolby Atmosに対応。最新の音声処理システムを搭載することで、テレビ本体のスピーカーのみで立体音響を再生。従来のステレオ音声も立体音響に変換できる。最大出力は合計30W。

独自の測定方法に基づいた位相補正により、音響特性・音像定位を改善。「映像の中から聞こえてくるようなリアルな高音質を体験できる」という。映像と音声で回路を分離するオーディオ専用回路も採用。低ノイズ・低歪みな音声信号回路を実現したことで、よりクリアでパワフルな音声を実現した。

75型以外は転倒防止スタンドを搭載。スイッチの構造を見直し、薄型デザインを採用。底部の吸着システムを使って転倒を防いでいる。

BS4K・110度CS4Kに対応したチューナーを2基搭載。別売のHDDを接続する事で、4K放送の裏番組録画に対応。4K放送も地上/BS・110度CSデジタル放送も1つの外付けHDDに録画できる。

地上/BS・110度CSデジタルのチューナーは3基。番組を見ながら2つの裏番組を外付けHDDに録画できる。

65型と55型は新構造によりフレームデザインを刷新。パネル面とフレームの段差をなくしたフラット構造により、スタイリッシュなデザインを実現した。

65型と55型は新構造によりフレームデザインを刷新

アプリを使い、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、U-NEXT、ABEMA、dTV、デジタル・コンサートホールの再生も可能。リモコンにはNetflixとABEMA専用のボタンも搭載。電源オフ状態からでもボタンをひと押しするだけですぐにサービスが楽しめる。また、ABEMA視聴中はテレビ放送視聴時と同様にリモコンのチャンネル切替えボタンでも ABEMA内の番組の切替えができる。

リモコンに音声操作マイクを内蔵。マイクボタンを押すことで手軽に音声入力できる。番組やインターネット動画の検索、録画予約、チャンネルや音量変更といった操作も行可能。GoogleアシスタントやAmazonのAlexaにも対応する。

リモコン

画面解像度は3,840×2,160ドット。HDMI入力は4系統搭載。ビデオ入力×1、サブウーファー端子兼用のヘッドフォン出力×1、LAN端子×1、USB×3などを備える。

消費電力と年間消費電力量は、75型が239Wで198kWh/年、65型は183Wで、137kWh/年、55型は163Wで、123kWh/年。スタンドを含めた外形寸法と重量は、65型が168×35×103.3cm(幅×奥行き×高さ)で、約60kg。65型は145.1×34.8×89cm(同)で、約32.5kg。55型は123.1×34.8×76.6cm(同)で、約23kg。

スタンダード「HX750」

カラーマネジメント回路「色忠実補正回路」を搭載。高輝度域から低輝度域まであらゆる色で鮮やかで忠実な色再現が可能という。

49型「TH-49HX750」

HDRはHDR10、HLG、HDR10+、Dolby Visionの4方式に対応。Dolby Visionの高画質認証も取得。部屋の明るさにあわせてHDR映像を自動調整する「明るさ連動HDR」は、Dolby Visionにも対応。4方式すべてのHDRフォーマットで部屋の明暗に関わらず、くっきりとした映像を視聴できる。全てのHDMI入力は、4K/60p/HDR映像の伝送が可能な18Gbpsの高速伝送に対応している。

信号処理によるコントラスト制御で高いコントラスト感と明暗の表現力を両立させる「エリアコントラスト制御」機能を搭載。

43型「TH-43HX750」

地上デジタル放送やネット動画などを、4Kにアップコンバートする「4Kファインリマスターエンジン」も搭載。映像を部分ごとに細かく解析してアップコンバートすることで、ノイズを抑えたクオリティの高い4K映像に補正する。

バックライトの制御を高速に行なう「クリアモーション」を搭載。動きの速い映像でも残像を抑え、アクション映画やスポーツの試合などを くっきりと描写する。

高さ方向の音表現も可能にする立体音響技術のDolby Atmosに対応。最新の音声処理システムを搭載することで、テレビ本体のスピーカーのみで立体音響を再生。従来のステレオ音声も立体音響に変換できる。最大出力は合計30W。

独自の測定方法に基づいた位相補正により、音響特性・音像定位を改善。「映像の中から聞こえてくるようなリアルな高音質を体験できる」という。映像と音声で回路を分離するオーディオ専用回路も採用。低ノイズ・低歪みな音声信号回路を実現したことで、よりクリアでパワフルな音声を実現した。

BS4K・110度CS4Kに対応したチューナーを2基搭載。別売のHDDを接続する事で、4K放送の裏番組録画に対応。4K放送も地上/BS・110度CSデジタル放送も1つの外付けHDDに録画できる。

アプリを使い、Netflix、Amazon Prime Video、YouTube、Hulu、U-NEXT、ABEMA、dTV、デジタル・コンサートホールの再生も可能。リモコンにはNetflixとABEMA専用のボタンも搭載する。

リモコンに音声操作マイクは搭載していない。スマートスピーカーなどを組み合わせる事で、GoogleアシスタントやAmazon Alexaの音声操作も可能。

リモコン

画面解像度は3,840×2,160ドット。HDMI入力は3系統搭載。光デジタル音声出力×1、ビデオ入力×1、ヘッドフォン出力×1、LAN端子×1、USB×2などを備える。

消費電力と年間消費電力量は、55型が145Wで115kWh/年、49型は144Wで、105kWh/年、43型は137Wで、99kWh/年。スタンドを含めた外形寸法と重量は、55型が124×24.2×77.9cm(幅×奥行き×高さ)で、約18kg。49型は110.6×24.2×70.1cm(同)で、約15kg。43型は97.4×20.8×62.6cm(同)で、約11kg。