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離れていても一緒に演奏、ヤマハ「SYNCROOM」とは? 「JASジャーナル」5月号無料公開

「JASジャーナル」2020年5月号(Vol.60 No.3)

日本オーディオ協会は、オーディオビジュアル関連のニュースや新技術、各種イベントのレポート、協会会員による投稿などを掲載した「JASジャーナル」の2020年5月号(Vol.60 No.3)を公開。ヤマハによる、オンライン遠隔合奏アプリケーション「SYNCROOM」の紹介や、Genelecスピーカーのこだわりと導入事例などが掲載されている。

「SYNCROOM」は、ヤマハが長年研究開発してきた「NETDUETTO」技術を、公式サービスとして展開するもの。NETDUETTOは、遠隔地間の音楽合奏を実現するために開発されたもので、インターネット回線を介して音声データの双方向送受信を極力小さな遅れで実現するためのソフトウェア技術。

「端末間の接続性の確保」、「接続コンディションの計測」、「音声データのバッファサイズの極小化」、「音声データフローの安定化」といった技術で構成されており、その特徴を紹介。

また、6月に公式サービスとしてスタートする「SYNCROOM」は、メトロノーム・録音・リバーブといった細かな機能追加があるものの、NETDUETTOと同様、引き続き無償で利用できる事などが説明されている。

Genelecの記事では、スピーカー自体に投入されている技術の説明や、“イマーシブ・オーディオ”を実現するために、点音源再生を可能とする同軸ユニットを搭載した「The Ones」シリーズや、どんな環境でも理想の音響空間を生み出せるという「GLM ソフトウェア」、「GLM Kit」なども解説。スタジオから家庭まで、多くの場所に同社のシステムが導入されている例も紹介している。