ABEMA、音楽ライブや舞台を高品質配信する新サービス「PayPerView」

(C)AbemaTV,Inc.

ABEMAは6月中旬に、アーティストライブやイベント、舞台などを高品質にライブ配信する有料オンラインライブ「PayPerView(ペイパービュー)」をリリースする。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、ライブや演劇など多くの興行が中止や延期を余儀なくされ、無観客ライブの流れが加速している。PayPerView機能はこれを受けてスタートするもので、ABEMAで配信される有料オンラインライブを1コンテンツごとに購入・視聴できる。番組の購入に必要な「ABEMAコイン」はスマホアプリもしくはPCから購入できる。

アーティストのライブ、イベント、スポーツ興行、ファッションショー、舞台などの配信を想定。サイバーエージェントグループで3DCG動画広告を制作しているCyberHuman Productionsと連携。同社が日本で初めて導入し、現在でも国内で3台しかないという、リアルタイムに人物と3DCG空間を合成して撮影できる「バーチャル撮影システム」を活用することで、多様なCGや3D空間、ARを用いたライブ会場とはまた違った臨場感のある視聴体験が届けられるという。

リアルタイムに人物と3DCG空間を合成して撮影できる「バーチャル撮影システム」
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さらに、ライブ中に出演者へスタンプを送ることができる「応援機能」をはじめ、「コメント機能」やキャンペーンを通じた演者との双方向なコミュニケーションも実現。オンラインライブにあわせたグッズの販売も可能。夏には、さまざまなアングルからオンラインライブを視聴できる「マルチアングルライブ」機能や、ライブ中に視聴者が投票という形でリアルタイムに参加ができる投票機能もリリース予定。

PayPerViewコンテンツは、ABEMAにおける“無料コンテンツ”、“プレミアムコンテンツ”に次ぐ3つ目のコンテンツ形態となり、ベーシック会員・プレミアム会員に関わらずPayPerView機能で購入したコンテンツは、誰でも視聴が可能。コンテンツの購入は海外からも可能となっている。

PayPerView機能で購入したコンテンツは自動で視聴予約され、配信開始後に「マイリスト」から視聴できる。視聴開始が遅れた場合でも、「追っかけ再生」機能で最初から視聴できるほか、配信開始後もコンテンツの購入ができ、配信終了後も一定期間「タイムシフト」機能で繰り返し再生できる。

PayPerViewコンテンツは、テレビやタブレットから視聴することも可能。ただし、AppleTVとIPTVには対応していない。