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新たな銀座ソニービル「Ginza Sony Park」、完成が2025年に延期
2020年6月10日 11:49
銀座のソニービルをリニューアルする事業「Ginza Sony Park Project(銀座ソニーパークプロジェクト)」は、リニューアル後の施設名称として現在の「Ginza Sony Park」を継承する事、さらに最終形としてのGinza Sony Park完成時期を当初予定の2022年秋から2025年に延期すると発表。これに伴い、現状のGinza Sony Parkも2021年9月までと、1年間延長される。
プロジェクトは、ソニー創業70周年に加え、ソニービルの開業から50年目にあたる2016年よりスタート。1966年から続いたソニービルを2つのステップで進化させる内容で、最初のステップとして、ソニービル設立当初から続くコンセプト「街に開かれた施設」の考え方をさらに拡大したフラットな実験的空間「Ginza Sony Park」を2018年に開園。銀座の街に出現した「都市の中の公園」として、これまでに607万人以上が来園した。
開園期間終了後の次のステップとして、公園の概念をさらに進化させた、最終形としてのGinza Sony Parkを竣工する予定。
一方、現在のGinza Sony Parkではこれまで、様々な実験的なプログラムやイベントの企画・実施や、建築面での調査・検討を重ねてきた。その中で、「地下鉄や地下駐車場などの都市機能と隣接している点」や、地域特有の「地下水などの周辺環境」への配慮などに対して、「充分な対策をとって安全にプロジェクトを進め、より良い施設をオープンするための工程に、当初予定よりも時間を要することが顕在化した」という。
そこで、最終形の完成時期を当初予定の2022年秋から2025年へと延期。着工までの建築設計や行政機関への認可手続き等にかかる時間を利用し、現在のGinza Sony Parkの開園期間を2021年9月末までと、当初予定から1年間延長する事とした。