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TOHOシネマズ池袋が7月3日開業。日本初Atmosカスタムスピーカー&轟音シアター

阿部邦弘

2020年6月17日 19:39

Hareza Tower シネマプラザ

TOHOシネマズは、複合商業施設・Hareza池袋内に「TOHOシネマズ池袋」を7月3日に開業する。同社フラッグシップシアターの日比谷に導入している“プレミアムシアター”と、轟音を全身で体感できる日本初のサウンド・シアターを併設し、他の映画館では味わえない極上の音響体験を提供するという。全10スクリーンで、座席数は1,735席(車椅子20席)。住所は、東京都豊島区東池袋1-18-1 Hareza Tower 2～6階。

スクリーン、サウンド、シートの3要素を兼ね備えた、同社独自のプレミアムシアターを6番と10番シアターに導入。左右の壁から壁に広がる巨大スクリーンTCXが迫力のある映像体験を提供。プレミアボックスシートでは、ボックスで仕切ったセミプライベートな空間で映画を楽しむことができる。

劇場ロビー(イメージ)

6番シアターは、日比谷メインシアターのコンセプト“コンサートホール”のようなプレミアムサウンドの音響監修を行なったイースタンサウンドファクトリーが引き続き監修。高解像で音の再現ができるという「カスタム4wayハイコアキシャル」と、ステージスピーカーとの一体感を突き詰めた「3wayコアキシャル」サラウンドを組み合わせることで、高域から低域まで繊細な音響体験を実現。最上級の鑑賞環境を提供するという。

また10番シアターには、立体音響システムDolby Atmosを日本で初めてカスタムスピーカーで導入。スピーカー毎に自在に音を配置、移動できる Dolby Atmosの魅力を最大限発揮できるよう、天井を含めたサラウンドスピーカーに指向性の高いハイパワーコアキシャルを採用。ステージスピーカーは6番同様「カスタム4wayハイコアキシャル」を使い、プレミアムサウンドはそのままに、音がスクリーン内を縦横無尽に動き回る極上の鑑賞環境を提供するとしている。

シアター内(イメージ)

2番シアターは、音の体感・迫力あるサウンドを意識。アイソバリック方式を採用したサブウーハーを日本で初めて劇場に導入した。アイソバリック方式はスピーカーユニットを向かい合わせで駆動させることで、通常のサブウーハーの1.5倍～2倍のパワーを発揮。他の劇場では体験できない、空気を震わせる体感型サウンド・シアターを実現するという。

開業に先立ち、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」とコラボしたオリジナルポスタービジュアルも公開された。シンジ、カヲル、アスカ、レイ、マリの5人が池袋駅「いけふくろう」で集合し、TOHOネマズ池袋に向かう場面を描いた内容となっている。劇場のグランドオープンおよび、同作の劇場公開に向けて“マンガ・アニメの聖地”池袋を盛り上げていくという。

なおHareza池袋は、豊島区庁舎跡地及び豊島公会堂跡地にオープンする新しい複合商業施設。TOHOシネマズ池袋ほか、多目的ホール「東京建物 Brillia HALL」、未来型ライブ劇場「harevutai」、オープン型スタジオ「ハレスタ」、劇場空間「パークプラザ」など、8つの劇場空間を備えている。