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「ピノキオ」をギレルモ・デル・トロ監督が映画に。Netflix独占
2020年8月20日 11:54
Netflixは、ギレルモ・デル・トロ監督によるストップモーション・ミュージカル長編アニメ映画「ピノキオ/Pinocchio(原題)」を近日独占配信。配信開始に先駆け、キャラクター達に“命”を吹き込むボイスキャスト陣を公開した。
イタリア人作家カルロ・コッローディが書いた「ピノッキオの冒険」は、1883年に出版された児童文学の古典であり、普遍的な愛と悲しみを描いた名作として、現代でも世界中の人々に愛されている物語。
この物語の新たな映画化企画を長年に渡って温めてきたのが、映画「シェイプ・オブ・ウォーター」で第90回アカデミー賞作品賞、監督賞をはじめ4部門を受賞した、ギレルモ・デル・トロであり、その壮大なプロジェクトはNetflixとのタッグにより、ストップモーション・ミュージカル長編アニメーションとして実現。ムッソリーニ政権下のイタリアでファシズムが台頭する中、父親の願いによって魔法のように命を吹き込まれた“木製の人形の少年”ピノキオが父の期待に応えようと奮闘する愛と冒険の旅が描かれる。
今回、ボイスキャスト陣を公開。ピノキオ役は新人のグレゴリー・マンが抜擢され、流れ者のコオロギ ジミニー・クリケット役には、「トレインスポッティング」「スター・ウォーズ」シリーズのユアン・マクレガー、ゼペットじいさん役は「ハリー・ポッター」シリーズ、「ゲーム・オブ・スローンズ」のデヴィッド・ブラッドリーが担当。
他にも「ドクター・ストレンジ」「オクジャ/okja」のティルダ・スウィントン、「イングロリアス・バスターズ」「ジャンゴ 繋がれざる者」のクリストフ・ヴァルツら、アカデミー賞受賞俳優たちに加え、「ストレンジャー・シングス 未知の世界」や「IT/イット」シリーズのフィン・ヴォルフハルト、「ブルージャスミン」「オーシャンズ 8」のアカデミー賞受賞者ケイト・ブランシェット、「ヘルボーイ」や「パシフィック・リム」などデル・トロ作品ではおなじみのロン・パールマンなど、実力派俳優陣がボイスキャストを担当することが明らかになった。
監督はデル・トロと共に「ファンタスティック Mr.Fox」のマーク・グスタフソンが担当し、脚本もデル・トロとパトリック・マクヘイルが担当、音楽は「シェイプ・オブ・ウォーター」「グランド・ブダペスト・ホテル」などのオスカー受賞の作曲家アレクサンドル・デスプラが手掛ける。
キャラクターのオリジナルデザインはグリス・グリムリー、パペットはマッキノン・アンド・サンダース(「ティム・バートンのコープスブライド」)によるもの。制作チームには「ダーククリスタル」などマペットやアニマトロニクスの第一人者であるジム・ヘンソン・カンパニーが参加している。
ギレルモ・デル・トロ監督 コメント
この夢のプロジェクトを何年も追求してきた結果、Netflixで完璧なパートナーを見つけました。
私たちは長い時間をかけて素晴らしいキャストとクルーを集め、Netflixからの継続的なサポートに恵まれ、静かに、慎重に、辛うじて一歩を踏み出すことができました。
私たちは皆、アニメーションを愛し、情熱を持って練習しており、この古典的な物語を全く新しい方法で再現するには理想的なメディアだと信じています