ニュース

坂本龍一や松任谷由実らが愛した「音響ハウス」の秘密に迫るドキュメント

坂本龍一や松任谷由実など、日本を代表するアーティスト達に親しまれ、数多くの名曲・名盤を生んできた老舗レコーディングスタジオ・音響ハウスの秘密に迫るドキュメンタリー「音響ハウス Melody-Go-Round」が、11月14日より渋谷ユーロスペースほか全国で順次公開される。配給は太秦。

1970年から1980年代にかけて勃興した音楽ジャンル「CITY-POP」の総本山として、近年再び注目を集めているレコーディングスタジオ・音響ハウスにスポットを当てた音楽ドキュメンタリー映画。

1974年12月に東京・銀座に設立され、2019年に創立45周年を迎えた音響ハウス。映画では、YMO時代からこのスタジオで試行錯誤を繰り返してきた坂本龍一をはじめ、松任谷由実、松任谷正隆、佐野元春、綾戸智恵、矢野顕子、鈴木慶一、デイヴィッド・リー・ロス(ヴァン・ヘイレン)らが出演し、音響ハウスとの出会いや思い入れ、楽曲の誕生秘話を語る。

さらに当時のプロデューサーやエンジニアにもカメラが向けられ、1970年から1980年代にかけて勃興した音楽ジャンル「CITY-POP」がどのように形作られたのかにも迫る。 「なかでも制作秘話とともに紹介される、忌野清志郎と坂本龍一がコラボした『い・け・な・いルージュマジック』は必聴」という。

またギタリストの佐橋佳幸とレコーディングエンジニアの飯尾芳史が発起人となり、大貫妙子、葉加瀬太郎、井上鑑、高橋幸宏らゆかりのミュージシャンによるコラボ新曲「Melody-Go-Round」のレコーディングにも密着。若干13歳の期待の女性シンガー・HANAが楽曲に歌声を吹き込んだとき、45年の歴史を持つスタジオだからこそのマジックと奇跡が起こる、という。

企画・監督は、レコーディングエンジニア出身の相原裕美。エグゼクティブプロデューサーは高根護康、プロデューサーは尾崎紀身。製作は音響ハウス。