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置くだけで森林の音響効果を再現するルームチューニング材

Hybrid ANKH 設置例

日本音響エンジニアリングは、自宅のオーディオルームに置くだけでスタジオのような音響効果が得られるとするルームチューニング機構「Hybrid ANKH」を11月30日に発売する。ラインナップは、60×23cm(幅×奥行き)で高さが120cmのST-Hy12が30万円、150cmのST-Hy15が35万円、40×40(幅×奥行き)で高さが120cmのCO-Hy12が34万円、150cmのCO-Hy15が40万円。

ルームチューニング機構「AGS(Acoustic Grove System)」の新製品。自然の森が持つ音環境に着目した柱状拡散体で、木々に音が乱反射を繰り返し、「低域の抜けの良さ」と「中高域の緻密な響き」を得られるという森林の中の音響効果を、屋内の部屋で再現することを目的に開発。柱の形状や配列、素材などは、日本音響エンジニアリングが長年蓄積してきた音響シミュレーション技術を結集したものだという。

左からST-Hy15、CO-Hy15

Hybrid ANKHは、従来のAGSの特長であった「拡散」に「吸音」の機能をプラスし、空間の響きを調整。代表的な音響障害である、定在波によるブーミング発生の改善に効果を発揮するとしている。従来のAGSと組み合わせて使用することで、部屋ごとの特長に対応した環境づくりができるという。

外形寸法と重量は、ST-Hy12が60×23×120cm(幅×奥行き×高さ)/約27kg、ST-Hy15が60×23×150cm(同)/約35kg、CO-Hy12が40×40×120cm(同)/約30kg、CO-Hy15が40×40×150cm(同)/約38kg。