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パナソニック、ダブル4Kチューナの“簡単設置”STB。2TB HDD内蔵機も
2020年12月16日 14:00
パナソニックシステムソリューションズジャパンは、BS4K放送や、高度ケーブル自主放送に対応したケーブルテレビ事業者向けセットトップボックス2機種を発表。2TB HDD内蔵モデル「TZ-HT3500BW」と、HDD非搭載のベーシックモデル「TZ-LT1500BW」を2021年2月より発売する。
2018年12月のBS4K放送開始に合わせて発売した4Kチューナー搭載STB「TZ-HT3000BW」「TZ-LT1000BW」の後継機種。STB設置設定作業の際に掛かる時間の低減や作業の効率化を実現する「設置効率化」機能を搭載したのが特徴。パナソニックのクラウドサービスに設置設定データを登録しSTBをネットワークに接続することで、簡単に設置設定が行なえるようになっている。
BS4K放送は、トランスモジュレーション方式による受信に加え、パススルー方式に対応。BS放送をパススルー方式で受信することでケーブルテレビ放送の帯域を確保し、より多くの高度ケーブル自主放送が楽しめる。なお、パススルーの110度CS放送の受信には対応しない。
STB設置設定作業を効率化する「設置効率化」機能を新たに搭載します。STBとクラウドサービスとの連携により、設置設定作業を簡単かつスピーディーに行なうことができるという。置換え前のSTBに登録した録画予約等の情報を、置換え後のSTBへ引き継ぐ個別設置情報引継機能も備える。
トリプルチューナー搭載で、内蔵HDD(HT3500BWのみ)や、別売の外付けUSB-HDDに2番組録画しながら、さらに別の番組も見ることが可能。BS4Kチューナーを2個搭載しており、BS4K放送の裏番組録画や、2K放送視聴中のBS4K放送の2番組録画が可能になった。また、裏番組表示(2画面表示)機能で、放送中の番組を見ながら、気になる裏番組をタイトル一覧と映像でチェックできる。
無線LAN機能を内蔵。各種動画配信サービスにも対応しており、動画配信サービスに登録することで、映画やドラマなど様々なコンテンツをSTBで再生できる。
リモコンにはアプリボタンを搭載。アプリ一覧で表示されるアプリをボタンに割り付けると、ボタンを1プッシュするだけで設定したアプリが起動。ボタンは4つ搭載しており、加入者がSTBを好みにカスタマイズできる。
録画番組再生時に音声を聞き取りやすくする「ゆっくりはっきり再生」、番組情報から新番組・特番・初放送の番組を抽出してお知らせする「新番組/特番おしらせ」、外出先から放送中の番組やHDDに録画した2K番組を専用アプリ「CATV Remote Player」で観ることができるリモート視聴などにも対応する。
ほかにも、ホームネットワークのサーバー、クライアント機能やHybridcast対応、長時間録画(4倍、7倍録画。4K放送非対応)の機能を備える。
HDMI出力は1系統で、2系統のUSB、LAN端子を用意。突起部含む外形寸法は、280×224×59mm(幅×奥行き×高さ)。重量は、HT3500BWが約2kg、LT1500BWが約1.4kg。