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米Appleからウォーキングを促すオーディオコンテンツ。Fitness+会員向け

Apple Watch上で楽しめる新コンテンツ「Time to Walk」

米Appleは現地時間の25日、サブスクリプションサービス「Apple Fitness+」会員向けに、ウォーキングしながら楽しめるオーディオコンテンツ「Time to Walk」をスタートさせた。会員はApple WatchとAirPodsなどのBluetoothイヤフォン/ヘッドフォンを使ってコンテンツを利用できる。なお、日本でApple Fitness+は未展開。

健康維持に効果的とされるウォーキングに、ユーザーがより頻繁に取り組めるよう開発されたもの。プロスポーツ選手やミュージシャン、俳優などの思い出に残る瞬間や経験から学んだことなどのインタビューを、トピックスに関連する写真とともに楽しめる。

エピソード再生中、トピックスに合わせて写真も表示される

各エピソードの収録時間は25~40分前後。エピソードの収録はゲストが実際にウォーキングしながら、もしくはゲストにとって思い出の場所で行なわれたという。Apple Watch上にはインタビュー内容にタイミングを合わせて写真が表示される。

エピソード終了後には、登場したゲストが選んだショートプレイリストも紹介され、サウンドトラック代わりに音楽を楽しみながらウォーキングを続けられるとのこと。

25日のスタート時点ではショーン・メンデスなど4人のエピソードが配信されている

25日のコンテンツスタート時点では計4エピソードが配信されており、カントリー・ミュージックの第一人者として知られるドリー・パートン、NBAプレーヤーのドレイモンド・グリーン、歌手のショーン・メンデス、女優のウゾ・アドゥバのエピソードを聴くことができる。

エピソードを再生すると自動でアクティビティ計測が行なわれる

今後は毎回異なるゲストが登場し、エピソードは4月末までの間、毎週月曜日に追加される予定。新着エピソードは自動でApple Watchにダウンロードされ、ウォークアウトアプリから聴くことができる。再生を開始すると自動的にウォーキングウォークアウトが起動してアクティビティ計測が行なわれる。

車イス利用者向けには「Time to Push」として同じ内容のコンテンツが配信され、再生を開始すると自動でアクティビティの計測がスタートする。

同社のフィットネステクノロジー部門でシニアディレクターを務めるJay Blahnik氏は「ウォーキングは世界でもっともポピュラーな身体活動であり、身体ひとつで行なえるもっとも健康的なアクティビティのひとつだ」とコメントしている。

「ウォーキングはエクササイズだけでなく、心をクリアにしたり、問題解決や新たな着眼点に気づく手助けをする効果もある。そして世界が難しい状況に直面していても、多くの人が実施可能なアクティビティでもある」

Time to Walkが楽しめるApple Fitness+は、2020年12月にオーストラリア、カナダ、アイルランド、ニュージーランド、イギリス、アメリカで開始されたフィットネスの定額サブスクリプション。月額9.99ドル、もしくは年額79.99ドルで利用できる。