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Apple Watch Series 6発表。血中酸素濃度計測、新バンド・ソロループ

「Apple Watch Series 6」

アップルは16日、「Apple Watch Series 6」を発表した。サイズは40mmと44mmの2種類で、GPSモデルとGPS + Cellularモデルが用意される。価格はGPSモデルが42,800円から、GPS+Cellularモデルが53,800円から。発売日は9月18日で、直販サイトで既に注文可能。なお、廉価モデルのApple Watch SEも同時発表されており、こちらは別記事で紹介する。

本体背面

新たに血中酸素濃度を計測できる「血中酸素ウェルネス」機能を搭載する。本体背面に搭載する4つのLEDクラスターと4つのフォトダイオードを使い、約15秒で血中酸素濃度を計測できる。

計測は任意のタイミングで実行できるほか、バックグラウンドで自動計測されるため、就寝中でも血中酸素濃度を測れるとしている。

プロセッサーには、iPhone11に搭載されているA13 BionicをベースとしたAppleシリコンの「S6」を搭載。前モデルの「S5」より20%高速で、アプリの起動速度も20%高速になったという。

バッテリー持続時間は従来モデルと同じく18時間。充電時間は前モデルから短縮され、1.5時間以内でフル充電が可能。自動車のデジタルキーなどに使用される「U1」チップも搭載する。

ディスプレイは手首を下げている状態での明るさが向上した
常時起動の高度計で、リアルタイムに高度を計測できる

常時点灯ディスプレイは、手首を下げている状態でも、屋外で2.5倍明るくなり視認性が向上。日中でも画面を確認しやすくなったという。また画面を起動させることなく、通知センターやコントロールセンターなどにアクセスできるようになった。常時起動の高度計も新たに搭載し、リアルタイムに高度を計測できる。

iPhoneを持っていない家族でもApple Watchを利用できる「ファミリー共有設定」にも対応する。WatchOS 7で利用可能で、iPhoneを持っていない家族全員のApple Watchを、1台のiPhoneとペアリングすることで、電話やテキストメッセージ、トランシーバーアプリなどを利用できる。

従来モデルに引き続き、心拍数検知機能や50メートルの耐水性能。Apple Payにも対応している。

新たに追加されたブルーアルミニウム仕上げ

Apple Watch史上もっともカラーバリエーションが豊富なモデルとも位置づけられており、新たに(PRODUCT)REDとブルーアルミニウム仕上げが追加された。

「ソロループ」
「ブレイデッドソロループ」

バンドには、バックルや金具を使用しない伸縮性のあるシリコンゴム製の「ソロループ」と、シリコン糸に再生素材のポリエステルフィラメント糸を織り込んだ「ブレイデッドソロループ」の2種類が追加されている。あわせて、Apple Watch NikeやApple Watch Hermèsには、新たなバンドが加えられている。

「Apple Watch Nike」
「Apple Watch Hermès」