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ドコモ、約49gの「軽量ディスプレイグラス」試作機。4m先に100型大画面

NTTドコモが公開した「軽量ディスプレイグラス」試作機

NTTドコモは3日、開発を進めているグラス型ウェアラブルデバイス「軽量ディスプレイグラス」の試作機を公開した。世界最軽量クラスとなる約49gの軽さと、眼鏡のように折りたたんでコンパクトに持ち運べる利便性を実現したという。

フルHD/1,920×1,080ドットのOLEDディスプレイを備えたグラス型デバイス。USB Type-C端子を備え、DisplayPort Alternate Modeに対応したAndroidスマートフォンなどと接続することで、4m先を見た場合に約100インチ相当の大画面でコンテンツを楽しめる。

重さはフロントアタッチメント、ケーブルを除いて約49g。これはフルHD解像度で両眼表示ができるグラス型デバイスとして最軽量クラスとのこと。

フロントアタッチメントは交換可能

ディスプレイ部分はシースル構造で、装着時も周囲の状況を確認でき、自分だけに見える画面で仕事をしたり、動画を視聴しながら両手を使った作業が可能。デザインと透過度の異なる3種類のフロントアタッチメントをワンタッチで交換でき、シチュエーションやコンテンツに応じて使い分けることもできる。

FOVは約40度。ステレオスピーカーやマイクも備える。この試作機は2月4日~7日まで開催されるドコモの最新技術を紹介するイベント「docomo Open House 2021」でも紹介される。

ドコモは、この試作機を通じて日常使いが可能なグラス型デバイスの可能性を検討するとともに、「5Gの特性を生かして、多彩な周辺デバイスとそれらを活用したサービス・ソリューションによって新たな体験・価値を提供するマイネットワーク構想の実現に向けて、さまざまな取り組みを推進」していく。