Oculus、ストア外アプリを配信できる「App Lab」

FacebookはVR用ヘッドセット「Oculus Quest」にv25ソフトウェアの提供を開始。今回のアップデートでは開発者向けにサイドロードや特別な設定不要でアプリダウンロードできる「App Lab」が導入されている。

App Labを使うことで、正規のOculusストアで認証を受けていないコンテンツを、同ストアのシステムを通じてインストールできるようになる。

同社はOculusストアについて「Questのコンテンツの質に対するハードルを高く設定」している一方で、現在人気のゲームや普段プレイされているゲームの多くは「VRの可能性を広げようという熱意ある少人数の開発チームによるプロジェクト」から生まれたことも認識しているという。

今後はApp Labを通じて「これまで同様にストアの品質を向上しながら、利用者や開発者の皆様にはその枠を超えたVRの可能性を追求していただきたい」とのこと。

App LabのコンテンツはOculusストア内に表示されないものの、タイトル名を入力して検索することは可能。URLを配布しての集客もでき、直接ユーザーにキーを送ることもできるようになる。

ダウンロードしたコンテンツは、Oculusストアで購入したアプリと同様に、Questライブラリに表示され、自動アップデートも行なわれる。

さらに今週から、Facebookアカウントを使ってOculus QuestやQuest2にログインしている利用者を対象に、Oculus上でのMessenger機能も追加される。これにより、VR空間にいないFacebookの友達でも、Messengerを使っている相手であればチャットができるほか、簡単にOculus Partyを作成し、同じゲームを一緒に遊ぶことも可能になる。