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Oculus Quest 2、90Hzをネイティブサポート
2020年11月16日 17:30
スタンドアローンで動作するVRヘッドセット「Oculus Quest 2」がアップデート。90Hzをネイティブサポートするなどの機能追加が行なわれる。米国時間の13日から、v23ソフトウェアが公開された。
アップデートする事で、プラットフォーム全体において90Hzをサポート。これまではホーム環境、検索、ストア、ブラウザ、およびOculus TVでの90Hzモードを試せていたが、v23ではさらに90Hzのサポートが拡大。ホーム画面、ガーディアン、およびパススルーを含むすべてのシステムソフトウェアがデフォルトで90Hzで動作するようになり、「開発者はネイティブの90Hzが対応するQuestタイトルを開発することが可能になる」という。
SUPERHOT、Echo VR、Best Saber、Vacation Simulator、Job Simulator、Racket:Nx、およびSpace Pirate Trainerは、近々90Hzをサポートする予定。「今後、さらに多くのタイトルが90Hzに対応する予定」だという。
Oculus Linkも90Hzに対応。Quest 2の利用者は72Hz、80Hz、および90HzをPC向けのOculusアプリで切り替えられるようになる。
v23の一環として、Oculus Linkのビジュアル品質を向上し、グラフィック設定を管理することのできるインターフェイスを提供。使用するグラフィックカードの性能をデフォルトで最大限に発揮できるよう自動プロファイル設定を調整できるようになった。
また、より上級の利用方法として、グラフィック設定のスライダーを使ってアプリレンダリング解像度を直接調整することも可能。
さらに、Link発表から1年を迎えベータ版を終了。昨年11月の発表以来、LinkによりQuestとQuest 2は、互換性のあるPCにすぐに接続できるオールインワン機能によって強化されてきたが、Asgard’s Wrath、Lone Echoや、Respawnから近くリリース予定のMedal of Honor: Above and Beyondまで、「Riftプラットフォームで提供される最高のタイトルを体験できる」という。
なお、「今回のベータ版の終了は、Oculus Linkの開発において始まりに過ぎません。今後もConnectで発表したインターフェイスの改善を含む多くの新機能を発表予定」だという。
VRでのエクササイズ向けに、「Oculus Move」機能を追加する。段階的に提供を開始するため、現在は一部の利用者のみが利用できる。QuestとQuest 2で利用可能なシステムレベルのフィットネス・トラッカーで、「フィットネス関連のタイトルに関わらず、ゲームを含めたあらゆるタイトルに対応する」という。
家族や友人と、クリスマスや年始などにVR体験を共有することができる新しい機能も追加予定。11月末に「App Gifting」の提供が開始され、Oculus Store(ブラウザまたはモバイルアプリで)で購入したゲームをプレゼントできるようになる。
Webサイトの「Buy for a Friend」ボタン、もしくはモバイルアプリの“⋮” メニューアイコンから、プレゼント送りたい相手のメールアドレスを入力。ギフトを受け取った利用者は、同じくブラウザかモバイルアプリから利用できる。また、今月末にはOculusストアでブラックフライデーセールが開催される予定。
また、ヘッドセットを使用していない人も、一緒にVR体験を楽しめるように、ヘッドセットからデスクトップのブラウザに配信できる新たな機能も発表。Google ChromeかMicrosoft Edgeを使って「oculus.com/casting」にアクセスし、サインインした後、使用するヘッドセットの「Cast to Computer」を選択する。
今月末には、iOSまたはAndroidのOculusアプリにキャスティングしながら、Until You Fallの戦闘ビデオを編集してハイライトを作成したり、Beat Saberでの最高のパフォーマンスをSNSで共有したり、ヘッドセット内の体験をキャプチャできるようになるという。