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Oculus Quest 2接顔パーツに皮膚炎誘発のおそれ。約81,600台をリコール

Oculus Quest 2

消費者庁のリコール情報サイトで、FacebookのVRヘッドセット「Oculus Quest 2」について、接顔パーツが皮膚と接触していた箇所で軽微な皮膚炎の報告があったとして、当該パーツを交換するリコールを発表した。対象台数は約81,600台。

対象となるのは2020年10月13日から出荷されたモデルの接顔パーツ(型番:SKU JP 64GB/SKU JP 256GB)と、交換用接顔パーツ(型番:SKU Fit Kit Retail)。

リコール実施の理由について、消費者庁や経済産業省のホームページでは「ヘッドセットの使用者のうちごく少数の割合で、接顔パーツが皮膚と接触していた箇所で軽微な皮膚炎の報告があり、報告のほとんどは軽微な皮膚炎で自然に症状が消えるものであったが、これは事業者の指定する基準を満たすものではなかったため」と説明されている。

対象製品を所有している場合は、オンラインフォームから問い合わせるように呼びかけられている。なお電話窓口は用意されていない。

Oculusは、2020年12月22日に投稿した公式ブログで「バイク用ヘルメットやスキーゴーグル、眼鏡、VRヘッドセットなどの一般的なヘッドギアは、製造に用いられた素材と化粧品、もしくはスキンケア製品と化学反応を起こし、皮膚炎が発生する可能性がある」「調査の一環として、潜在的な原因を調査しており、すでにQuest 2の製造プロセスも変更している」と記載している。