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ゼンハイザー、プロ向け事業に注力。コンシューマは「パートナーを探している」
2021年2月18日 12:25
独ゼンハイザーは現地時間の16日、同社の今後の事業方針として、プロフェッショナル事業に注力し、コンシューマー向けについては「市場での地位を強化するためのパートナーシップを確保することを目指している」と発表。共同CEOのDaniel Sennheiser氏、Andreas Sennheiser氏がメッセージを寄せている。
同社のプロフェッショナル部門とコンシューマー部門には現在、「Pro Audio」、「Business Communications」、「Neumann」(ノイマン)、そして一般ユーザー向けの完全ワイヤレスイヤフォンやヘッドフォン、サウンドバーなどの「Consumer Electronics」の4つのビジネスユニットがある。
「これらのすべての分野において、大きな成長の可能性がある」とした上で、Daniel Sennheiser氏は「それぞれの市場の可能性を最大限に引き出すために、われわれはプロフェッショナル部門の3つの事業分野にリソースを集中し、コンシューマー事業に関しては、強力なパートナーを探している。パートナー候補との交渉はまもなく始まる」と説明。
Daniel氏は、「ゼンハイザーの(コンシューマー向け)製品は、最高のサウンドとユニークなサウンド体験で知られている」とし、それが各製品セグメントにおいて消費者に選ばれる理由になっているとした上で、「継続的な成長を実現するためには、今後はパートナーと協力して、市場での認知度を高めることが重要」としている。
一方で、ゼンハイザーとしては、プロオーディオ、ビジネスコミュニケーション、およびノイマンの各事業部門の強化に注力。「スタジオ、コンサートホール、会議室、講堂のいずれにおいても、ゼンハイザーはプロの世界において、優れたオーディオ体験、最高の信頼性、最高の顧客理解を提供する」とAndreas氏はコメント。
Daniel氏は、「コンシューマー向けビジネスに投資してくれる強力なパートナーと協力することで、ゼンハイザーの強みを発揮し、そのメリットをユーザーに提供し続けることが可能になる」としている。