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Blackmagic Design、HDMI8入力の「ATEM Mini Extreme」など3製品
2021年2月24日 08:30
Blackmagic Designは、既存のライブプロダクションスイッチャーの進化モデルとして「ATEM Mini Extreme/Extreme ISO」と、単体でライブ配信できる「Blackmagic Web Presenter HD」を直販サイトで発売した。直販価格はATEM Mini Extremeが113,800円(税別)、ATEM Mini Extreme ISOが147,800円(同)、Web Presenter HDが56,980円(同)。
ATEM Mini Extreme/Extreme ISO
8つのHDMI入力を備えたスイッチャーで、コンパクトスイッチャー「ATEM Mini」シリーズの上位モデル。HDMI出力も2系統備えるほか、USBポート×2、ヘッドフォン端子も装備する。4つのクロマキーヤー、6つのDVEも備え、16ビューまでのマルチビューに対応する。
発売中の「ATEM Mini Pro」と同様にハードウェア配信エンジンも内蔵。イーサネット接続を介してYouTube、Facebook、Twitterなどへ高品質でライブ配信ができる。
Extreme ISOでは配信ファイルと8入力の映像・音声ファイルを同時収録でき、後から編集できる。動画編集ソフト「DaVinci Resolve」用プロジェクトファイルを収録するため、ワンクリックでライブプロダクションをビデオ編集として開けるという。
PC上からATEM Miniのすべての機能を使用できるようになる「ATEM Software Control」が同梱される。
Blackmagic Web Presenter HD
最大2160p/60Hzまでに対応したダウンコンバーター付き12G-SDI入力を搭載した放送用トランスミッター。H.264エンコーダーも搭載しており、ライブプロダクションスイッチャーやカメラなどのSDIビデオソースを接続し、イーサネット接続するだけでYouTube、Facebook、Twitterなどのプラットフォームへ直接配信できる。
なお入力された映像は高品質で低データレートのフルHD映像に自動変換される。
フロント/リアパネルの両方にUSBコネクターがあり、PCに接続すればウェブカメラのように動作するといい、あらゆる配信ソフトウェアを利用できるとのこと。スマートフォンを接続すれば5Gや4G回線を使っての配信もできる。フロントパネルにはディスプレイと各種操作ボタンも配置。
「プロレベルの放送では、信頼性を高めるために冗長性が重要」として、2台のWeb Presenter HDをプライマリー/セカンダリーのYouTubeサーバーに配信できるほか、電源もAC/DCの両入力を備え、放送用バッテリーパックを使用できる。本体はモジュラー式デザインで、1/3Uラックサイズ。
製品には複数のWeb Presenter HDを管理できる「Blackmagic Web Presenter Utility」ソフトウェアも同梱される。