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EFマウントの6Kシネマカメラ「Pocket Cinema Camera 6K Pro」。約31万円

Blackmagic Designは17日(米国時間)、EFマウントの6Kシネマカメラ「Blackmagic Pocket Cinema Camera 6K Pro」を発表。直販サイトなどで発売開始した。直販価格は、312,180円。

「Pocket Cinema Camera」シリーズの最新モデルで、チルト&タッチ操作に対応した高輝度1,500nitsのHDRスクリーンや内蔵NDフィルター、大容量バッテリーのサポート、オプションのビューファインダーなどに対応。また最新の第5世代カラーサイエンス、13ストップのダイナミックレンジに対応したスーパー35 HDRイメージセンサー、25600のデュアルネイティブISOなど、カメラ性能も強化されている。

高性能なデジタルフィルム機能を多数搭載し、小型ボディを活かしたハンドヘルド撮影が可能。軽量のカーボンファイバー・ポリカーボネート製筐体には、多機能ハンドグリップが搭載されており、収録、ISO、ホワイトバランス、シャッターアングルなどのすべてのコントロールを指先で操作可能。

6K/6,144×3,456ピクセルのスーパー35センサーを搭載。13ストップのダイナミックレンジと25600までのデュアルネイティブISOに対応しており、あらゆる照明条件でノイズの少ない美しいイメージを得ることが可能。

イメージ内のグレインまたはノイズを最小限にするよう最適化されている一方、センサーのダイナミックレンジは維持されるよう設計。ネイティブISO400はオンセットの照明を使用するシーンに最適で、ISO設定を調整するとゲインが自動的に設定されるので、照明をセットアップする時間がない場合でも、優れたイメージを簡単に撮影できるという。

EFレンズマウントを採用。大口径の写真用EFレンズを使用することで、浅い被写界深度で背景をぼかしたシネマライクな美しいショットや、アナモルフィックレンズを使った撮影にも対応。最大120fps撮影まで対応する。

高性能なモーター駆動によるIR NDフィルターを搭載しており、カメラに入り込む光量を即座に減少させることが可能。2/4/6ストップフィルターは、カメラのカラリメトリとカラーサイエンスにマッチするよう設計されているため、照明条件が優れない場合でも広いラティチュードが得られるという。

IRフィルターは、可視光と赤外波長を均等にフィルターして、IR汚染を除去するよう設計。ボタンはカメラの背面にあり、多機能ハンドグリップから親指で簡単に押せる位置に搭載したという。LCDスクリーンでのフィルター設定の表示方法は、ND番号、F値、分数から選択可能。

撮影時の記録フォーマットは、4Kまで10bit Apple ProResファイル、6Kまでは12bit Blackmagic RAWで収録する。無償のBlackmagic RAW SDKをダウンロードすれば、使用しているアプリケーションにBlackmagic RAWのサポートを追加できる。メディアファイルはあらゆるオペレーティングシステムで扱うことができ、さらにメディアカードやディスクは、Mac用にHFS+、Windows用にexFATにフォーマットできるという。

カードスロットはSDカードとCFastカードスロットを装備。USB-Cで接続した外付けストレージに録画することもできる。背面には5型サイズの液晶モニターを搭載し、ショットのフレーミングや的確なフォーカス合わせが簡単に行なえる。スクリーンのオーバーレイは、ステータスおよび収録パラメーター、ヒストグラム、フォーカスピーキングインジケーター、レベル、フレームガイドなどを表示。モニター部は上下に角度調整できるため、あらゆる位置から簡単にショットをモニタリング可能。1,500nitsの高輝度表示が可能で、明るい日光の下での使用できるという。

チルト対応のHDR対応液晶モニターを搭載

ハイエンドシネマカメラ「URSA Mini Pro 12K」と同じ、第5世代カラーサイエンスを採用しており、美しいショットと正確なスキントーン、忠実なカラーを再現し、優れた画質を得ることが可能。新しいダイナミック12bitガンマカーブは、ハイライトとシャドウのカラーデータをより多くキャプチャーするように設計されているため、一層美しいイメージを撮影できるとする。このカラーサイエンスは、複雑なBlackmagic RAWイメージ処理の一部も担うため、センサーからのカラーおよびダイナミックレンジのデータがメタデータとして保存され、ポストプロダクションで使用できるという。

オプションのビューファインダーに対応しており、屋外やハンドヘルドの撮影を正確かつ簡単に実行可能。48Vのファンタム電源対応のミニXLR入力を使い、ピンマイクやブームマイクなどのプロ仕様のマイクを接続可能。2系統のミニXLRから、外部ミキサーを使用せずに、2つのマイクで2つのオーディオトラックを収録できる。ほかにも、ビデオカメラマイク接続用の3.5mmオーディオ入力、再生用の内蔵スピーカー、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載する。

容量の大きなNP-F570式バッテリーを同梱。付属のACプラグは、カメラへの給電とバッテリーの充電を同時に行なえる。またUSB-Cポートはバッテリーのトリクル充電にも使用できるため、ポータブルバッテリーパック、携帯の充電器、ラップトップから充電できるという。

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