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エイム電子、8K/48Gbpsで最長100m伝送できるHDMI光ケーブル
2021年3月9日 17:30
エイム電子は、48Gbps伝送をサポートし、8K/60pに対応するHDMI光ケーブル「AVC-48G」を3月22日より発売する。ケーブル長は10mから100mまで7種類を用意。価格は各オープンプライス。
- AVC-48G10 (10m)
- AVC-48G15 (15m)
- AVC-48G20 (20m)
- AVC-48G30 (30m)
- AVC-48G50 (50m)
- AVC-48G70 (70m)
- AVC-48G100 (100m)
型番 (ケーブル長)
HDMI規格の最高速度で伝送される「8K60p 4:2:0 36bit」対応のHDMI光ケーブル。8K解像度やHDR10+、HLGおよびDolby Visionといった最新規格に対応。銅線ケーブルでは5mが限界とされる8K規格の最高伝送速度(48Gbps)でも最長100mでの確実な伝送を実現したという。
光伝送技術を応用し、レーザーダイオードでHDMIの電気信号を光に変換、石英ファイバーによって伝送する。この伝送方式では、電気信号の減衰による信号劣化がなく、電磁ノイズの影響も受けないため、長距離でも安定した性能を発揮し、ロスレス映像と音声信号を送れるとしている。
HDMI接続機器に想定外の電力供給負荷を掛けない設計として、送信/受信側両方の外部給電端子をコネクタに搭載。安定した給電制御とともに、並列するコネクタ同士の干渉を防止するユーザビリティの向上、コネクタの接続誤認を防ぐカラー対策など、総合的な安定性と高い性能を両立したという。
長尺ケーブルにとって重要な施工時の耐久性とユーザビリティを考慮し、引張強度80Nm(80kg)、曲げ半径20mmの高強度ケーブルを採用し、使用する実環境で高い安定性と信頼性も確保したとする。
出荷検査では、全数で48Gbpsでの伝送テストを完全実施。設計品質だけではなく製造品質でも最高レベルの製品とすることで、長距離配線で頻繁に発生する施工時の伝送トラブルを回避するとしている。
最大解像度は10K/120p、8K/30p 36bit。なお、10K/120p映像フォーマットでは、DSC圧縮方式により圧縮された信号を伝送する。
ケーブル外径は直径5.7mm。送受信側HDMIコネクタには電源供給用ジャックを搭載する。