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ソニー、aptX LLで低遅延&ワイヤレスで録音できるカメラ用マイク
2021年3月10日 10:05
ソニーは、音を高音質、かつワイヤレスで収録できるマイク「ECM-W2BT」を4月16日に発売する。価格は22,500円。カメラに取り付けるトランスミッター(マイク)とレシーバーがセットになっており、最長200m離れても録音が可能。さらに、小型ラべリアマイク「ECM-LV1」も同日、3,000円で発売する。
ワイヤレスマイク「ECM-W2BT」
マイクとレシーバーはワイヤレスで連携。レシーバーは、デジタルオーディオインターフェースに対応したMIシューを搭載したカメラに取り付ける。マイク側でデジタル化された音声を、ワイヤレスでカメラにデジタル伝送でき、ノイズの少ない音声収録が可能。対応するカメラはFX3、α1、α9 II、α7R IV、α7S III、α7C。
マイクでA/D変換されたデジタル音声を、そのままデジタル信号で伝送、カメラにもデジタルで取り込んで録音するため、よけいな変換が入らず、ノイズの少ない収録が可能とする。
マイクとレシーバー間の通信には、低遅延・高音質なBluetoothコーデックであるaptX Low Latencyを採用。最長200mの伝送ができるほか、障害物がある場所や、人混みの中で複数の無線が飛び交う環境でも、マイクとレシーバー間の接続がより安定するという。
マイクには、高音質マイクカプセルを新たに採用。マイクカプセルは全指向性を持っており、どの方向の音もクリアに収録できるとする。内蔵マイクはモノラル。
外部マイク入力端子として、3.5mmステレオミニ端子も搭載。ステレオ音声による収音にも対応できる。ウインドスクリーンも付属する。
音量が大きすぎる場合に使用するアッテネータースイッチも備え、音源の音量に合わせて20dB、10dB、0dBの3パターンが選択可能。USB端子も備えており、充電・給電が可能。内蔵リチウムバッテリーを用いての連続使用可能時間は約9時間。
カメラに取り付けるレシーバーにもUSB端子を備え、充電・給電が可能。連続使用時間はMIシューからの電源供給時では約18時間、内蔵リチウムバッテリーのみの場合は3時間。レシーバーにはステレオミニのアナログ音声出力も備えており、別途PCMレコーダーなどで音声を録音することもできる。
様々なユースケースに対応するため、3パターンの収音機能を搭載。レシーバー側のモードスイッチで切り替えて設定できる。具体的には、被写体の音声のみ録音する「MICモード」、被写体と撮影者両方の音声を録音する「MIXモード」、音声のみ録音するスポーツコメンタリーや子供の成長記録のような「RCVRモード」を用意する。
防塵防滴に配慮した設計になっており、屋外でも使用可能。同梱の端子保護ホルダーにより、レシーバー・マイクを一体化して持ち運ぶこともできる。
外形寸法と重量は、マイク側が30.6×19×67.6×19mm(幅×奥行き×高さ)で27g。レシーバー側は34×53×28.7mm(同)で28g。