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ソニー、約72gでコンパクトな可変指向性ショットガンマイク「ECM-B10」
2022年6月15日 10:15
ソニーは、約72gのコンパクトサイズで、指向性を3種類に切り替えることができるカメラ用の小型ショットガンマイク「ECM-B10」を、6月21日に発売する。価格は29,590円。
発売中のショットガンマイク「ECM-B1M」の機能を継承したコンパクトモデル。ECM-B1Mの奥行と重さが99.3mm、77.3gだったのに対し、ECM-B10は79.3mm、72gと小型・軽量化を実現。撮影時の柔軟性と機動性が向上し、ジンバルやグリップと組み合わせても簡単に撮影ができる。最大外形寸法は27.4×79.3×81.7mm(幅×奥行き×高さ)。
ECM-B1Mと同じく、ビームフォーミング技術を使用したデジタルシグナルプロセッサーの信号処理システムにより、コンパクトサイズながら鋭い指向性を実現した。指向性は本体背面のスイッチで、鋭指向性、単一指向性、全指向性を切り替えられる。バックエレクトレットコンデンサー型で、周波数特性は40Hz~20kHz。
徹底したノイズ抑制で劣化のない高音質録音を実現した。ノイズカットフィルターは耳障りな定常的雑音をデジタル信号処理で効果的に除去。デジタル一眼カメラ「α」シリーズとはMIシューで接続するため、ケーブルレス、バッテリーレスで運用できる同社のデジタル一眼カメラのα1やα9 II、α7R IV、ILME-FX3など、デジタルオーディオインターフェースに対応したマルチインターフェースシュー搭載カメラであればデジタルデータ転送によりノイズレスな高音質で録音できる。
本体背面にはデジタル/アナログ接続の切り替えスイッチも備えており、アナログ接続にすればα99 IIやRX10シリーズなどでも使用できる。
本体は防塵・防滴に配慮した設計で、低域の振動ノイズを効果的に抑制する防振構造を採用。ケーブルレス仕様のため、ケーブル経由の振動ノイズも発生しない。製品にはファータイプのウインドスクリーンが付属し、風吹かれノイズを低減する。そのほか本体背面のスイッチではノイズカット、ローカットフィルターの選択、アッテネーター機能の切り替えなどができる。