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Aurender、16TBストレージ搭載のCDリッピングサーバー
2021年3月19日 10:00
エミライは、Aurenderブランドより、16TBの大容量ストレージを備えたCDリッピングサーバー「ACS10」を3月19日に発売する。カラーはシルバーとブラックの2色。価格は847,000円。
Aurenderのネットワークオーディオ機器と組み合わせることで、CDリッピング、16TBの拡張ストレージ、バックアップ、ネットワークハブ、メタデータ編集の機能をシームレスに統合できるCDリッピングサーバーシステム。
CDリッピングアルゴリズムは、TEAC CD-ROMドライブで正確に動作するようにAurenderが独自で設計。洗練されたエラー検出と補正により、CDに記録されたデータを正確にリッピングするとしている。対応フォーマットは、DSD(DSF、DFF)/WAV/FLAC/AIFF/ALAC/M4A/APEなど。
他社製USB DACを組み合わせられるようにAudio Class 2.0に対応したUSB端子を備え、スタンドアロンサーバー/ミュージックストリーマーとしても使用できる。USB DACと接続した際には、768kHz/32bitまでのPCMとDSDの再生に対応する。
8TBのHDDを2基備え、16TBの大容量ストレージを装備。Aurender製品でもっとも多くのストレージを備えた製品としており、ユーザーのライブラリを最大まで拡張するとしている。また、音楽再生用には240GBのキャッシュ用SSDを搭載している。
リニア電源とスーパーキャパシタをベースとした無停電電源装置(UPS)を搭載。突然の停電時にオーディオシステムやデータを保護し、安全にシャットダウンできるとしている。
LANポートはオーディオ専用に設計された二重絶縁LANポートを採用。これにより、LAN接続によって発生するノイズがネットワークトランスポート、ネットワークプレイヤーに混入することを防げるとする。オーディオ用のほか、ネットワークハブ用のLAN端子も2系統備える。
MQAデコーダーへの対応もオプションで用意。MQA Core Decoderのアップグレードにより、デコード機能によるファーストアンフォールドが可能になり、最大88.2kHzまたは96kHzでのMQAファイルの再生が可能になる。さらに、MQAレンダリングに対応したDACと連携させることで、完全なMQAデコーディングが可能になる。
スマホアプリ「Aurender Conductor」では、本体の設定変更や音楽の再生などの操作ができるほか、QobuzやTidal(いずれも日本未サービス)などの定額音楽配信サービスに対応。アプリ内でそれぞれのサービスの楽曲にアクセスできる。
また、ACS10独自のデータ編集用スマホアプリとして「ACS Manager Companion」も用意。CDリッピング環境設定やスマートコピー、移動、削除、重複チェック、スマートタグエディタなどを含むシステム設定が行なえる。
ディスプレイは4型液晶パネルを装備。デジタルデータ用のUSB端子も備える。
消費電力は最大23.5W、定格16.5W、待機時6.5W。外形寸法は430×355×96mm(幅×奥行き×高さ)。重量は12.3kg。