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ソニー製STARVISセンサー採用ドラレコ機能付きルームミラー

セルスター工業は、ソニー製STARVISセンサーを搭載したドライブレコーダー機能付きデジタルインナーミラー「DM-10」と「CS-1000SM」を3月下旬に発売する。価格はオープンプライス。DM-10は、32GBのmicroSDカードが付属し、GPSユニット(GDO-40)は別売り。CS-1000SMは、64GBのmicroSDカードとGPSユニットが付属する。

販売方法も異なり、DM-10はカー用品店などで、CS-1000SMはカーディーラー契約代理店、インターネットなどで販売する。

後方撮影用のリアカメラとデジタルインナーミラーがセットになった製品。カメラで捉えた映像をインナーミラーに映すため、「後方視界の狭い車や、荷物が多い車などを運転する時に後方を確認しやすく安心」という。デジタルインナーミラーにカメラは搭載せず、前方の撮影には別途、オプションのフロントカメラ(GDO-38)が必要。

インナーミラーは、車内の地上デジタルテレビと電波干渉しにくいVCCIクラスA適合品。ルームミラーにはめるだけで取付可能で、外車など、多くの車種に対応した取付構造を採用している。

カメラには、ソニー製裏面照射型CMOSセンサー「STARVIS IMX307」を搭載し、「細部までくっきりとした高画質での録画が可能」という。光量の少ない夜間やトンネル内などでも鮮明な映像を記録できる。急激な明るさの変化が発生しても、白トビや黒ツブレを低減して録画するHDRもサポートする。

リアカメラは水平117.9度、垂直62.2度、対角141.2度の視野角で、レンズの明るさはF2。録画画素数は200万画素のフルHD、100万画素のHD、35万画素のD1が用意され、それぞれで高画質、標準、低画質を選択できる。D1使用時のみ、録画画角が水平94度、垂直62.2度、対角115度になる。フレームレートは30fpsで、フォーマットは動画がmp4(H.264)、静止画がJPEG。

リアカメラは設定画面からボタン操作によって左右上下や傾き、拡大・縮小など表示エリアの微調整が可能。インナーミラーに表示されている以外の範囲も録画されているので、本体や専用ビューアでの再生時には録画映像全体を表示できる。ボタンをワンプッシュするだけで、下部表示に切り替えるバックモードも備えた。

録画モードは1分単位で録画し続ける常時録画モードと、常時録画中に走行中の外部衝撃などのイベントが起きた際のイベント録画モード(自動)と、イベントを手動で録画するクイック録画を利用可能。録画可能時間は32GBのmicroSDカード利用時、フルHD高画質モードで最大124分。64GBのmicroSDカード利用時は最大250分。

モニターは、リアカメラの映像を表示するモードと、通常の室内ミラーとして使用できるモードを選択可能。別売りのフロントカメラと組み合わせることで、車両の前後同時録画ができ、フロントカメラ接続時は前後カメラの映像を同時に表示することもできる。

オプションのGPSユニットを接続すれば、準天頂衛星みちびきの「サブメーター級測位補強サービス」も利用可能。測位が不安定な都心部の高層ビル街や山間部など、測位精度が悪い状況における精度が従来より向上する。GPSユニットを使うと、ドライブ中の危険なエリアを警告音と画面で事前に知らせる機能を利用できる。

GPSユニットを接続することで安全運転支援機能も利用可能に。後方車両の接近警告や死角検知機能、フロントカメラと組み合わせての前車発信警告、車線逸脱警告、車間距離保持警告なども利用できるようになる。

スーパーキャパシタを搭載しており、事故の衝撃で電源ケーブルが外れてしまっても録画画像を正常に保存するまで動作して撮り逃しを防ぐ。オプションの常時電源コード(GDO-41)を使えば、最大12時間まで録画できるパーキングモード機能も利用可能。

外形寸法と重さは両モデル共通で、インナーミラーが突起部を含まず265×24×76.3mm(幅×奥行き×高さ)、362g。別体カメラが突起部を含まず34.5×16×34.5mm(幅×奥行き×高さ)、19g。電源用のDCコードや長さ9mのカメラ接続コードなどが付属する。