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GOLDENBERG、時計職人が作った高精度なMCカートリッジ2機種

MCフォノカートリッジ「Classic」

ユキムは、GOLDENBERG(ゴールデンバーグ)ブランドのMCフォノカートリッジ「Classic」「Maestro」を、4月より発売する。価格は、ボロン製カンチレバーと楕円針の「Classic」が25万円(税別)、サファイヤ製カンチレバーとマイクロリッジ針の「Maestro」が60万円(税別)。

圧倒的な工作精度で制作されたパーツを、キャビノチェと呼ばれる卓越した技術を持つ時計職人が組み上げたという、スイス・ゴールデンバーグ製のフォノカートリッジ。

ゴールデンバーグは、時計職人ミッハ・フーバが所有する企業HiFictionの1ブランドで、内部インピーダンスを抑え、適切な出力を得るムービング・コイル・ジェネレーターを備えるのが特徴。今回発売する2機種は、既発の中間グレードモデル「Brilliant」と同時に開発されたモデルで、コロナ禍による影響でリリースが遅れていた製品。各モデルは、針先の形状やジェネレーターの素材、ボディの仕上げが異なっている。

同時開発された3つのMCカートリッジ。写真左から、Classic、Maestro、Brilliant

Classicは、ブロンズ・アルマイト処理アルミニウムのボディに、ボロン製カンチレバーと楕円針を使用したカートリッジ。ジェネレーターは、ブラック・アルマイト処理アルミニウム。

Maestroは、金メッキ・アルミニウムのボディに、サファイヤ製カンチレバーとマイクロリッジ針を使用したカートリッジ。

MCフォノカートリッジ「Maestro」

基本的な設計は3製品とも共通で、コイルは4N銅線、磁気回路はネオジウム/アームコ鉄。針圧は2.3~2.5g。出力は0.4mV@5cm/s。コンプライアンスは12um/mN。周波数特性は20~30,000Hzで、歪率は最大0.2%。インピーダンスは7Ωで、推奨ロード・インピーダンスは100~300Ω。

重量は、Classicが13g。Maestroが20g。