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リコー、映像や音声のリアルタイム配信機能を追加できるAPI公開
2021年4月5日 19:30
リコーは、安定した接続品質と、映像や音声のリアルタイム配信機能をアプリケーションやWebサービスに埋め込みできる「RICOH Live Streaming API」を4月6日から提供開始する。
リコーのRICOH Smart Integrationプラットフォームのサービスの1つとして、安定した接続品質を実現した映像・音声のリアルタイム配信機能を提供。API連携により、アプリやWebサービスに短期間で埋め込めるとしている。
リコーのテレビ会議・Web会議システムなどで培ってきた動画や音声などのメディア帯域制御の技術により、映像を高品質と低遅延を両立。4Gなどのモバイルネットワーク環境においても安定した接続が可能だという。
4K(3,840×1,920)画質まで対応し、リコーの360度カメラ「RICOH THETA」などとの組み合わせで、臨場感あるライブストリーミングも行なえる。
映像と音声の双方向配信を実現し、さまざまな空間と空間をリアルタイムにつなぐことで、リモートワーク下における遠隔コミュニケーションを活性化。映像/音声/アプリケーション共有によるオフィスと現場をつなげる遠隔業務支援、遠隔トレーニング、遠隔臨場サービス、業務をどこでも可能にする遠隔医療診断、遠隔接客サービスなどへの活用を想定しているという。
さらに、今後拡大が見込まれる高速・低遅延な5Gインフラを活用することで、さまざまな現場や用途への展開が期待されるとしている。
RICOH Live Streaming APIは、これまでにアライアンスを結んだパートナー企業との検証を重ね、すでにユニリタのStore+やInfoScoopなど複数のクラウドサービスで利用されている。今回、接続時間やデータ量に応じた従量課金という形態で正式にサービスを提供開始。
リコーは今後、API経由でパートナーにさまざまな機能を提供するビジネスモデルの構築と、今後の自社プラットフォーム展開の強化を図る。