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SPEC、「AK4497EQ」や「響一」採用の“リアルサウンドDAC”

“リアルサウンドDAコンバーター”「RMP-DAC1」

スペックは、“リアルサウンドDAコンバーター”「RMP-DAC1」を5月下旬に発売する。価格は352,000円。

DACにはSNR 128dB(THD+N:-116dB)の性能を誇る旭化成エレクトロニクス製「VELVET SOUND AK4497EQ DAC」を搭載。サンプリングレートはPCM 384kHz/32bit、DSDは11.2MHzまでのネイティブ再生に対応。「ダイナミックで高解像度の音質を再現する」という。

入力端子としてAES/EBU、同軸デジタル、光デジタルに加え、USB-BとUSB-Aも搭載。USB段にはLDO超低ノイズ定電圧ICを用いたグラウンドカットのアイソレート回路を導入。パソコンからのノイズ流入に配慮している。

さらに、同社のDiretta USB Bridge「RMP-UB1」との組み合わせも提案。通信プロトコル「Diretta」により、高音質伝送された楽曲データーをリアルサウンドで再現できるとする。

アナログ電源部には、オーディオ専用でソース機器用(小容量)に新規開発された、ニチコン製の電解コンデンサー「響一(ひびきいち)」を搭載。電源を別筐体とし、トランスからのノイズを完全に遮断することで、繊細な音質と空間表現を追求した。

スペックのアンプで培った、響きの美しい天然木を用いた底面構造も採用。ウッドスパイクには、北海道産のイタヤカエデを使用し、中央部にヒッコリーを埋め込んだハイブリッド構造になっている。接地面は球状で、筐体全体を点で支えることで、「音楽を奏でるボディーの構造」を実現したとする。

出力端子はXLRバランス、RCAアンバランスを搭載。外形寸法と重量は、本体が215×299×80mm(幅×奥行き×高さ)で3kg、電源部が215×273×120mm(同)で4kg。