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TEAC、デュアルモノラルアンプ「AP-701」5月29日発売
2021年5月17日 15:54
ティアックは、一部パーツの入手の問題により発売を延期していたReference700シリーズのデュアルモノラル構成ステレオパワーアンプ「AP-701」を、5月29日より発売する。価格は327,800円。
左右独立の大容量トロイダルコアトランスとディスクリートバッファーアンプ、2基のNcoreモジュールにより、入力から出力まで完全なデュアルモノーラル構成を実現。さらに各チャンネルの入力ステージはフルバランス設計となっており、入力信号のダイナミズムをそのままに増幅し、スピーカー本来の性能を引き出すとしている。
振動をコントロールする柔構造の筐体は3mm厚の重量板金を基礎に採用。サスペンション機能を備えたジョイントを併用することで、全体の振動周期をコントロールし、「開放的で瑞々しい音場を再現する」という。
空気の流れを計算した基板配置と吸排気口の絶妙なレイアウトにより、高出力パワーアンプにしてファンレスを実現。アンプモージュールは底板に直付けすることで放熱性を高め、サイドのパネルのフィン構造と相まって、内部の熱を確実に排除するとしている。
振動の起きやすいトランスは底板から浮かせたフローティング構造を採用。放熱機能を備えたサイドパネルは、共振を排除するために各フィンの形状を調整している。基板の固定ねじは最低限にし、底板とフットとの接合に遊びを持たせた新機構のティアックオリジナルピンポイントフットを採用。音質に影響を与える振動を徹底してコントロールしているとする。
入力端子はバランス(XLR)×1系統、アンバランス(RCA)×1系統。スピーカー出力端子はバナナプラグ対応スクリュー式端子を1組備える。
定格出力は230W+230W(4Ω/1kHz)、135W+135W(8Ω/1kHz)。周波数特性は10Hz~50kHz。SN比110dB。全高調波歪率は0.003%。
消費電力は210W、待機時0.4W。外形寸法は444×348.2×111.3mm(幅×奥行き×高さ)。重量は9.9kg。電源コード、フット用クッション×3などが付属する。