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ティアック、DA回路を一新したコンポ「505ーX」シリーズ

USB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「US-505ーX/B」(上)、ネットワークプレーヤー「NT-505ーX/S」

ティアックは、Referenceシリーズの新製品として、USB DAC搭載のヘッドフォンアンプ「UD-505ーX」と、USB DAC搭載のネットワークプレーヤー「NT-505ーX」を、9月18日より発売する。価格は、UD-505ーXが173,800円、NTー505ーXが206,800円。どちらもブラック(B)とシルバー(S)の2色を用意する。

USB DAC搭載ヘッドフォンアンプ「UD-505ーX」

A4サイズのコンパクトな筐体に、ティアックのオーディオ設計ノウハウと、ハイエンドオーディオの設計思想を凝縮させたデュアルモノラル仕様のUSB DAC搭載フルバランス・ヘッドフォンアンプ。

シルバー

ステレオ信号をよりピュアな状態で処理するデュアルモノラル構成で、DAコンバーター部はESS Technology製「ES9038 Q2M」を左右に1基ずつ搭載。各々のDACをモノラルモードで使用することで高SN値を獲得し、DSD 22.5MHzやPCM 768kHz/32bitのネイティブ再生を可能としている。

アナログ処理部には、従来のTEAC-HCLDをさらにブラッシュアップした、独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「TEAC-HCLD2」を4回路搭載。バランス出力時にはフルバランス駆動、アンバランス出力時には4回路を使ったパラレル駆動により、更に音楽の表現力をアップしているという。

新たに採用したダイヤモンドバッファ回路によるヘッドフォン出力は、2基の6.3mm標準端子に加え、4.4mm 5極端子(Pentaconn)を採用。1本のプラグでバランス接続やアクティブ・グランド接続を可能とした。

背面

Bleutoothレシーバー機能も搭載。ハイレゾ品質相当のワイヤレス再生が可能なLDACに加え、aptX HD、AAC、SBCなどのコーデックにも対応。スマートフォンからのワイヤレス再生においても、ハイスペックDACによる高品位な音質をカジュアルに楽しめるという。

入力はUSB(Type-B)のほか、光デジタル(角形/ミニ)、同軸デジタル(RCA)、アナログ(RCA)も装備。出力は、前述のヘッドフォン端子ほか、XLRバランスとRCAアンバランスを用意する。BNCの外部クロックも備える。

消費電力は18W。突起部を含む外形寸法は、290×248.7×84.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.1kg。

USB DAC搭載のネットワークプレーヤー「NT-505ーX」

A4サイズのコンパクトな筐体に、USB DAC機能を搭載したネットワークプレーヤー。

DACチップ「ES9038 Q2M」採用によるDSD 22.5MHz、PCM 768kHz/32bitのネイティブ再生や、アナログ処理部の電流伝送強化型バッファーアンプ回路「TEAC-HCLD2」などの構成はUD-505-Xと共通。

ブラック

ネットワーク部は、より高音質なネットワーク・ストリーミング再生を実現するためにMQAデコーダーを搭載。DSD 5.6MHz、PCM 192kHz/24bitのネットワークストリーミングに対応する。

また、TIDALやQobuzといった高音質定額音楽配信サービス(日本サービスは未定)や、Roon Readyをサポート。優れたデジタル/アナログ処理回路で高音質に再生できる。

フロント部には、グラウンド・セパレート対応の3.5mm 4極ヘッドフォン端子を搭載。スマートフォンやタブレットからハイレゾ再生を可能にする「TEAC HR Streamer」(iOS/Android)も無償提供される。

入力はLAN端子やUSB(Type-A/B)のほか、光デジタル(角形/ミニ)、同軸デジタル(RCA)を装備。出力は、ヘッドフォン端子ほか、XLRバランスとRCAアンバランスを装備。BNCの外部クロックも備える。

消費電力は20W。突起部を含む外形寸法は、290×248.7×84.5mm(幅×奥行き×高さ)。重量は4.1kg。

背面